スマホの写真、人には見られたくないけれど思い入れがあって消せないという人、多いのではないでしょうか。また理由はともあれ、他人に見られる状況にしておきたくないという人もいるでしょう。スマホの写真は非表示にできます。ここでは非表示にする方法をiPhone、Android両方で見てみましょう。ちなみにここではiPhone SE(iOS 14.7.1)およびGalaxy A7(Android 10)で検証しています。機種やOSのバージョンによって操作は異なる場合もあります。
●iPhoneでは「写真」アプリから設定可能
iPhoneの場合、「写真」アプリから簡単に非表示の設定が可能です。まずは「写真」アプリを...
ジャンル
くらし
スマホの写真、人には見られたくないけれど思い入れがあって消せないという人、多いのではないでしょうか。また理由はともあれ、他人に見られる状況にしておきたくないという人もいるでしょう。スマホの写真は非表示にできます。ここでは非表示にする方法をiPhone、Android両方で見てみましょう。ちなみにここではiPhone SE(iOS 14.7.1)およびGalaxy A7(Android 10)で検証しています。機種やOSのバージョンによって操作は異なる場合もあります。
●iPhoneでは「写真」アプリから設定可能
iPhoneの場合、「写真」アプリから簡単に非表示の設定が可能です。まずは「写真」アプリを開いて非表示にしたい写真をタップします。次に左下にある、四角形に上向き矢印のついた「共有」ボタンをタップします。このとき、複数の写真を選択しておくと、一度に複数の写真を非表示にすることもできます。 その後、画面下の「写真をコピー」「アルバムに追加」と縦に並ぶところの「非表示」をタップします。これで選択した写真は非表示になります。
非表示にした写真を確認する場合は「アルバム」をタップして下にスクロール。ここに表示される「その他」以下の「非表示」をタップして確認することができます。再び表示された状態にするには、この「非表示」の中から開いた写真を選択し、「共有」ボタンをタップ。すると「非表示」を選んだ場所が「再表示」になっています。この「再表示」をタップします。
また、この「アルバム」の中の「非表示」の項目自体を表示させなくすることもできます。このためには「設定」を開いて「写真」アプリをタップ。「”非表示”アルバム」のスイッチを左にスワイプします。こうしておけば、表示したくない写真が表示されるリスクはだいぶ減ります。もっと個別にパスワードをかけたりして確実に隠したいといった場合は、Appストアから専用のアプリを利用した方が安全ではあります。
●Androidはファイル名の頭に「.」を付ければOK
Androidの場合、機種やメーカーによってさまざまな方法があるようです。OSの機能で共通している機能としては、ファイル名やフォルダ名に「.(ドット)」を入れる方法があります。Androidの標準機能で行う場合の操作方法としては、ファイルマネージャー(ファイルを管理する機能)を使うことで可能です。この機能を使うには、「設定」から「ストレージ」に入って操作します。ただし、この「ストレージ」にたどり着くまでにいくつかの階層を経る機種もあります。Galaxy A7(Android 10)では「設定」>「デバイスケア」>「ストレージ」と進みます。
「ストレージ」に入ったら「詳細設定」から「ファイル」と進みます。ここではAndroidの中にあるファイルが一覧で表示されます。スマホで撮影した写真や動画、スクリーンショットなどの画像ファイルはデフォルトでは「内部ストレージ」の「DCIMフォルダ」に入ります。DCIMとは「Digital Camera Images」の意味です。「非表示」にしたい写真を発見したら、長押ししてチェックを入れた後、右上の「オプション(三つの点の部分)」から「名前を変更」を選び、ファイル名の頭に「.(ドット)」を入力します。これはフォルダ単位でも可能です。また「移動」や「コピー」などを選んでファイルをまとめることもできます。
こうして非表示にしたファイルを再度表示させたいときには、再度右上のオプション(三つの点の部分)をタップ。「設定」から「隠しシステムファイルを表示」を選びます。ただし、このときは自分で「.」をつけたファイル以外は触れないようにしましょう。この「隠しシステムファイル」は一般的に、Androidのシステムファイルなど、ユーザーが誤って削除してしまっては困るようなファイルに使用されています。また名前の変更からファイル名の頭の「.(ドット)」を消せば、以前の状態に戻せます。
●とっておかないのが一番安心
Androidのファイルマネージャーはアプリを使った方がわかりやすいかもしれません。自分なりに使い勝手のいいファイルマネージャーを見つけておくと、データの出し入れや管理も便利です。無料のものから有料のものまでさまざまなアプリがあるようです。ただし、人には「ついうっかり」はつきものです。簡単に誤操作したり設定を忘れたりといったことはよくあること。また、データ流出はいまでは社会問題となっています。流出して拡散されてしまえば、消すことはほぼ不可能です。見られたくない写真があるとすれば、そもそもとっておかないのが一番心穏やかな方法ではないでしょうか。
<参考サイト>
iPhoneで撮った写真や動画を隠して、ロックする3つの方法|BUSSINESS INSIDER
https://www.businessinsider.jp/post-233921
ジャンル
くらし