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DATE/ 2017.10.17

司馬遷の『史記』が問いかける歴史の本質


●紀伝体のスタイルを確立した司馬遷の『史記』

 世にあまたある歴史書のなかでも名著として必ず名前があがるのが、中国前漢の武帝時代に書かれた司馬遷の『史記』です。司馬遷が父の遺志を受け継いで執筆したこの歴史書の特徴は、「紀伝体」という記述スタイルにあります。それまでは史実を年代順に記す「編年体」が主流だったのですが、『史記』以降、人物に焦点をあて、その人となりや業績のみならず、時代の風習などについても触れる紀伝体が主流となりました。

 『史記』は、王や皇帝などのまつわる出来事を年代順に記述した「本紀」と、個々の人物の一生をとりあげた「列伝」を中心に構成されています。全130巻のうち、「列伝」が70巻...

ジャンル 時事/オピニオン
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