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DATE/ 2017.06.30

中国・唐の名君は対立する意見をどう扱ったか?


 中国・唐代に書かれた『貞観政要』は、名君の誉れ高い皇帝・太宗(李世民)の言行録。遣唐使が日本に持ち帰って以来、「長期政権の基本について書かれている書」として読み継がれてきました。この書の中で、最も有名な一節が、太宗が臣下に、「国や組織を創るのと維持するのとでは、どちらが難しいか」と問うた時の話です。「創業」、「守成」いずれの論にも学ぶべき点はあるのですが、老荘思想研究者・田口佳史氏は、どちらが正しいかよりも、この時の太宗の応じ方に着目します。

●太宗が投げかけた難問-創業と継続、いずれが難しいか

 『貞観政要』には、太宗が臣下に「帝王の業、草創と守文と孰(いず)れか難き」と聞いたと書かれています...

ジャンル 時事/オピニオン
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