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DATE/ 2019.09.01

支払いは〇〇で!平安時代の「お金」事情とは


 平安時代の中期、西暦1000年頃に成立した日本古典の傑作『源氏物語』に、お金の話はほとんど出てきません。なぜなら、当時、お金=貨幣(かへい)で物を売買したり人を使ったりすることがあまりなかったからです。

 しかしこれは、貨幣経済がいまだ発達していなかった、ということとは少し違います。飛鳥・奈良時代から朝廷は、貨幣政策を一生懸命にやっていました。ところが、ちょうど源氏物語の時代あたりに貨幣の流通が停滞するのです。その後、12世紀の後半に日宋貿易が始まることで、貨幣はその後、取引の決済に不可欠となっていきます。

 『源氏物語』の当時、貴族の下で働く人々に対するちょっとした労働の対価はお金ではなく衣服...

ジャンル 時事/オピニオン
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