「時は金なり」と言われたりしますが、せっかちな人ほど年収が高い傾向にあるかもしれません。そんな考察ができるデータが発表されました。
●500メートルで1分半!これだけ差が出る早歩き
腕につけて生活をすることで、歩数や睡眠、消費カロリーや移動距離などを計測できるウェアラブル活動量計「ムーヴバンド3」を手がけるドコモ・ヘルスケアが、利用者へのアンケート調査と歩行に関するデータを使い、年収と歩行速度の関係を調査しました。それによると、年収が高い人ほど、歩行速度が速く、歩行総数に占める早歩きの割合(早歩き率)が高いとのことです。
具体的には日本人の平均的な年収といえる「400万円以上500万円未満」の...
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「時は金なり」と言われたりしますが、せっかちな人ほど年収が高い傾向にあるかもしれません。そんな考察ができるデータが発表されました。
●500メートルで1分半!これだけ差が出る早歩き
腕につけて生活をすることで、歩数や睡眠、消費カロリーや移動距離などを計測できるウェアラブル活動量計「ムーヴバンド3」を手がけるドコモ・ヘルスケアが、利用者へのアンケート調査と歩行に関するデータを使い、年収と歩行速度の関係を調査しました。それによると、年収が高い人ほど、歩行速度が速く、歩行総数に占める早歩きの割合(早歩き率)が高いとのことです。
具体的には日本人の平均的な年収といえる「400万円以上500万円未満」の層が平均歩行速度2.69 km/hだったのに対し、「年収1000万円以上」は3.13 km/hになりました。と言ってもイメージがつきにくいでしょう。例えば500メートル先の駅まで行く場合、前者は11分強、後者は約9分半。1分半以上の差がつくとなると、かなりの差だといえるのではないでしょうか。通勤途中であなたを抜かしていく早歩きの人は、もしかしたら高い給料をもらっているのかもしれません。ボーナス額ごとの平均歩行速度においても、多少のばらつきはあるものの、やはり金額が高い方が早歩きの傾向にありました。
早歩き(運動強度を示す「METs」という単位を使い、4.3METs以上7.0METs未満の歩行を指す)率で見ても、年収300万円以下の層が20%前後である一方、800万円以上は30%前後。高年収者はきびきびせかせかと動いていることが多いということです。
もちろん、これはあくまで傾向ですので、「高年収だけど歩くスピードはゆっくりだ」という人もいれば、「貧乏だからのんびりしている暇なんてない。いつも早歩きだ」という人もいるでしょう。ただ、データを見てみると、年収が高い方が忙しく時間に追われ、早歩きになりがちと推察できます。
●せっかちナンバーワンは大阪府でも東京都でもなく…
同じ「ムーヴバンド3」の統計で、最もせっかちな都道府県民はどこか?というデータも出しています。どこだと思いますか?大阪府?東京都?どちらでもなく、神奈川県だそうです。
早歩き率を都道府県ごとにランキングにしたところ、上位5位は以下のとおり。
1位:神奈川県
2位:東京都
3位:埼玉県
4位:千葉県
5位:岐阜県
一方、最下位(47位)は鳥取県でした。1位の神奈川県の早歩き率は平均29.2%で早歩き歩数は2158歩だったのに対し、47位の鳥取県は12.3%で590歩。1日の約3割は早歩きで過ごしている神奈川県民に対し、鳥取県民が早歩きになるのは一日の8分の1以下。公共交通機関や車の利用率等の差もありますが、都道府県によって大きな違いがあるのは確かなようです。ちなみに、大阪府は6位でした。
早歩き、せっかちなんて表現を使うとネガティブなイメージがついてしまうかもしれませんが、裏を返せばゆっくり歩いている人に比べて運動をできているということ。ゆっくり歩くのが悪いというわけではないですが、早歩きは適度な運動になり、時間短縮につながり、高収入になる第一歩…?そんな素敵な習慣といっても過言ではないかもしれません。
<参考サイト>
・年収1,000万円以上の人は平均年収の人より約1.2倍速で歩いている | ニュースリリース | ドコモ・ヘルスケア
http://www.d-healthcare.co.jp/newsrelease/20161118/
・~ウェアラブル活動量計「ムーヴバンド3」の早歩き歩数データを分析 | ニュースリリース | ドコモ・ヘルスケア
http://www.d-healthcare.co.jp/newsrelease/20161027/
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