見どころ:アトム級統一王者の黒木の防衛戦。8月にモンセラット・アラルコン(メキシコ)との王座統一戦に勝利し念願の統一王者に輝いた。足を使いながら左ストレートを上下に打ち分けるボクシングに磨きがかかっている。3度目の王座挑戦の松田は、機動力とカウンターが光るサウスポー。悲願のタイトル奪取に闘志を燃やす。キャリア初のサウスポーとの対戦となる。

見どころ:WBO女子Sフライ級王者晝田のV2戦。初防衛戦では指名挑戦者のモートン(米)を初回1分3秒TKO勝ち。持ち前のテクニックに加えてパワーアップを印象付けた。挑戦者のパクは、2018年3月に江畑佳代子(ワタナベ→引退)が保持していた世界タイトルに挑戦し判定負け。その後は4連勝で2度目のタイトル挑戦だ。技術、スピードとも晝田が上だ。韓国からの刺客をどのように仕留めるか?!

見どころ:IBF世界アトム級王者の岩川の初防衛戦。昨年9月に宮尾綾香(ワタナベ→引退)に判定勝ちし戴冠した。中間距離からら的確なパンチで攻め立てる試合巧者で、スイッチしながら相手を翻弄する。タイトル初挑戦の山中は、今年4月にWBO-AP王座初防衛に成功。出入りを活かしながら回転力を活かした連打を得意とする。3連続KO中で決定力も増してきた。山中が仕掛けて岩川が迎え得打つ展開が予想される。キャリアの岩川か?勢いの山中か?

見どころ:WBO-AP女子ミニマム級王者の吉川のV2戦。5月の初防衛戦では、フィジカルの強さとリズム感のある攻撃で伊賀薫(真正)に完勝した。2020年10月以来、2度目の後楽園ホール登場だ。挑戦者の中野は、デビュー戦こそ敗れたが、そこから5連勝でタイトル戦にこぎつけた。上下の打ち分けとポジション取りに長けた試合巧者で勢いがある。

見どころ:元OPBF東洋太平洋女子Sフライ級王者のぬきは、今年4月に4回TKO勝ちで再起に成功。プレスをかけながら左右フックで攻め立てる好戦的なタイプで、13勝中9KOと決定力の高さを持つ。4戦4勝(2KO)のシングは、ジャブを丁寧に突きながら思い切りの良いワンツーから仕掛ける好戦的なタイプだ。