新型コロナウイルスの世界的パンデミックの影響を受けて、各国で中止または延期されたプロボクシング興行も徐々に再開の目処が立ってきた。コロナ禍以降、日本人ボクサーによる最初の世界挑戦は、WBOフライ級王座決定戦で、ランキング1位のジーメル・マグラモ(25=比)とベルトを競う同3位の中谷潤人(22=M.T)。8月21日(金)に後楽園ホールにて無観客戦として開催される。10日、試合に向けたスパーリングを再開した中谷のパートナーを務めたのは、日本ユースバンタム級王者の石井渡士也(19=REBOOT.IBA)。コロナ禍による練習中断に入る3ヶ月前にスパーリングで手合わせしていた選手で、こちらも将来有望株として、関係者の注目を集めている新鋭だ。この日は、相模原にある中谷の所属するM.Tボクシングジムに多くのマスコミ関係者がマスク姿で集まった。