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DATE/ 2017.03.15

【マイページ限定】「ブルーライトが目に悪い」は本当か?


●「ブルーライトは目に悪い」は本当?

 最近よく見かけるようになった、ブルーライトをカットする眼鏡。スマートフォンやタブレット、パソコンによる疲れ目を緩和するのに効果があるとして、お世話になっている人も多いでしょう。しかし、ブルーライトは本当に目に悪いものなのでしょうか。筑波大学眼科教授の大鹿哲郎氏が、この疑問に答えてくれました。

 そもそも、なぜブルーライトは目に悪いというイメージを持たれるのでしょうか。ブルーライトは文字通り「青い光」を意味しますが、目に見える光(可視光)の中で、青は波長が短い光です。そして波長は短い方が、強いエネルギーを持つとされます。赤外線よりも、紫外線の方が人体に与える影響は大きいですよね。あれと同じです。

 ブルーライトは、エネルギーの強い光だから、目に与える影響も強そう、ということから、ブルーライト=「目に悪い」というイメージが出来上がった、と考えられます。

●実は日常生活に不可欠だったブルーライト

 しかし、大鹿教授によれば、ブルーライトは日常生活になくてはならないものです。ブルーライトを感じるのは、網膜にある細胞です。この網膜の細胞がブルーライトを感知すると、脳にその信号が伝わり、信号を受け取った脳はメラトニンという物質を出します。

 このメラトニンは、体内時計を司っているとても重要な物質です。これがうまく働かないと、一日の体内リズムが狂ってしまいます。つまりブルーライトは、目に悪いどころか、人間の体内時計をきちんと機能させるためのものなのです。

 ブルーライトは携帯端末だけでなく...

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