見どころ:渡邊は今年1月に日本王者の奈良井とノンタイトル戦で対戦し判定負けしたため、WBOのルールにより王座はく奪となり、再起戦で王座決定戦に臨む。スピードを活かした攻撃からタイミング抜群のカウンターで決める右アウトボクサーだ。タイトル初挑戦の石井は、前の手で距離を測りながら変則的な角度から繰り出すコンビネーションが光るサウスポーだ。中間距離で一瞬の目も離せないスリリングな攻防が繰り広げられそうだ。

見どころ:空位の日本Sバンタムの王座を石井と福井で争う。石井は、フィジカルの強さと鋭い踏み込みから打ち込む好戦的なタイプ。前王者の下町俊貴(Gツダ)と互角に渡り合った実力者だ。タイトル初挑戦の福井は、基本に忠実なオールラウンダーでカウンターが光る。

見どころ:高山涼深の返上による王座決定戦。山口は上下の打ち分けと回転力を活かした連打を得意とする好戦的なサウスポー。序盤から積極的に仕掛けていきたい。相手がオーソドックスに変更した影響がどう出るか。3連続KO中の吉田は、多彩なコンビネーションと出入りを活かしたボクシングが魅力の右ボクサーファイター。3月に試合をしたばかりだが千載一遇のチャンスに闘志を燃やす。

見どころ:大橋ジムの契約選手の世界ランカー、アポロナリオは昨年8月にメキシコでアンヘル・アヤラ・ラジバザル(メキシコ)と空位のIBF王座を争ったが、6回TKO負け。今回が再起2戦目となる。キレ味抜群の左ストレート、右フックが魅力のサウスポーだ。

※3月19日に日本チャンピオンの高山涼深(ワタナベ)が、罹患により一時休養することを理由に王座を返上したため、この試合は中止。山口仁也(三迫)と吉田京太郎(ワタナベ)による王者決定戦に変更となった。