見どころ:サウスポー王者同士によるスーパーフライ級国内頂上決戦。勝ち星がすべてKO勝ちの福永は、パンチ力はもちろんだが、豊富な手数と決して引かない気持ちの強さで相手の心を折ってきた激闘タイプだ。今年2月にWBO-AP王者のフローイラン・サルダール(比国)に挑戦し、序盤の劣勢を跳ね返しレフェリーストップで戴冠した。対する日本王者の中川は、昨年12月に敵地・大阪で判定勝ちで王座返り咲きを果たすと、今年の7月に初防衛に成功した。強烈な左ストレートを武器に相手をキャンバスに沈めてきたが、三迫ジムに移籍して多彩な右でコントロールするテクニックを身につけた。KO率が高い両者の対決だが、技術戦もあると見た。

見どころ:元日本・WBO-APスーパーライト級王者の岡田が、約2年7ヶ月ぶりに日本のリングに上がる。スーパーライト級で長らくトップをひた走ってきた岡田は、再び世界を目指すために存在感を示したい。富岡は、今年2月に日本王者の吉野修一郎(三迫)に挑戦。ダウンを奪いポイントでもリードしていたが、逆転KO負けを喫した。再起戦でまたもビッグネームと対戦する。1階級上げてのスーパーライト級でのリングがどのようにプラスに働くのか?スピード自慢の両者による激しいペース争いが見ものだ。