注目:世界ランカーの小原と日本タイトル初挑戦を目指す垂水の対戦。小原は今年3月にIBF世界同級挑戦者決定戦に出場したが、判定負けを喫した。再び世界を目指すため日本タイトルからの再出発を選んだ。垂水はジャブを軸にワンツー・バックステップを駆使する基本に忠実なスタイル。中間距離での攻防となると小原が一枚上。垂水の出方によって試合の流れが決まるだろう。

注目:1位の斎藤は固いガードから強烈なパンチを打ち込むパワーファイター。打たれ弱さが課題だったが、近頃は丁寧なボクシングを心がけ、決め時の嗅覚も身に着けつつある。対して2位の富岡は恵まれた体格から長いジャブで距離を保ち、ポイントをピックアップするのが得意なアウトボクサー。決定力不足な一面があったが、前戦ではフィリピン人に左ボディ一撃で仕留めた。最後まで採点の難しい試合になりそうだ。

注目:丸田は長身から繰り出されるカウンターと多彩な左を武器に戦う正統派スタイル。対して元王者の大橋は強烈なパンチ力と死角から飛んでくる左右のアッパーが得意だ。大橋が仕掛け、丸田が右で迎え撃つ展開となるだろう。

注目:引き分けを挟んで13連勝中の澤田と関西のハードパンチャー田中が激突。速いフットワークとステップインからコンビネーションを打ち込む澤田に対し、田中は積極的な攻撃でペースを握りたい。前半の攻防でどちらが主導権を支配するのか?序盤でのダウンシーンも大いにあり得る。

山内棄権 中止