注目:3階級制覇王者の井岡一翔が日本人では初となる4階級制覇に挑戦する。1年半ぶりに復帰した9月の試合で強敵アローヨを判定で下しWBCシルバータイトルを獲得した井岡に念願のチャンスが訪れた。対戦相手のドニー・ニエテス(比)も48戦の戦績を誇る3階級制覇王者。スーパーフライ級に上げ、前戦初めて試合で顔を腫らせた井岡はどのようにディフェンスを修正してくるのか。夢の4階級制覇に期待が膨らむ。

注目:国公立大学の在学生が世界戦のリングに上がるのは、今回が初めて。文武両道を掲げる大阪市立大学の荒川哲男学長も記者会見に同席し、坂本真宏の世界王座獲得を後押しした。その坂本の挑戦を受けるチャンピオンのムザラネは、現WBOバンタム級チャンピオンのゾラニ・テテ(南ア)から白星を挙げている実力者。ノニト・ドネア(比/米)ともフライ級のリングで拳を交わした経験もある。スピードとプレッシャーで前に出てくることが予想されるが、一発のある坂本は、どう立ち向かうかー。平成最後の大晦日にベルト奪取を期待しよう。

注目:階級を上げた京口が大晦日のマカオで、世界2階級制覇と先輩の田口良一の仇討ちに挑む。前戦は無敗の世界ランカーを豪快に倒し存在感をアピール。チャンピオンのブドラーは5月に田口から判定勝ちでタイトルを獲得しこれが初防衛戦となる。スピードのあるブドラーを京口が追いかける展開が予想される。ブドラーを捕まえるのは容易ではないが、ここ一番で実力を発揮する京口に期待が膨らむ。序盤から積極的にプレッシャーをかけて体力を削りたい。得意の左アッパーが火を噴くのか?実力者同士の世界戦は間違いなく面白い!

注目:地元香港出身のレイモンドに地元メディアが注目。レックス・ツォー(香港)の後継者となるか?