注目:安定感抜群の井岡一翔(井岡)。フライ級最強を目指す孤高のチャンピオン!今回の挑戦者も侮ることはできない危険な相手。66戦62勝(38KO)がいかほどのものかは、リング上で証明されるが、キャリアは豊富な選手だけに、不用意な距離に入るとチャレンジャーのペースに引き込まれる可能性も秘めている。一翔がこの試合に勝てば、具志堅用高氏の持つ世界戦14勝(王座獲得試合+王座防衛戦13試合)の日本人タイ記録に並ぶ。が、タイ人選手との対戦も少なくない一翔は研究されていることも忘れてはならない。シーサケットがローマン・ゴンサレス(ニカラグア)から大金星を挙げたことで、大きなウェイブが起こっているタイ王国からの刺客に要注意。

注目:リベンジマッチが世界初挑戦となる大森将平(Woz)。一昨年の12月、急成長ぶりとリング上での躍動感で、前評判では大森の勝利を疑う関係者が少ない中で行われた世界挑戦者決定戦、次世代の日本のエースと期待された大森の初黒星に驚かされたことは、記憶に新しい。タパレスはその後、世界王座に就いた。昨年末には、別の世界王者に挑戦する予定だった大森だが、チャンピオンの怪我で試合が流れた。一方、タパレスは昨年末に井上拓真(大橋)の挑戦を受ける予定だったが、拓真の怪我でこちらも試合がキャンセルとなった。運命のいたずらか?いよいよ、大森将平が世界のリングに上がる!