注目:安定王者・中谷の5度目の防衛戦。前戦から5ヶ月の期間が空いたが充実した練習で得意の右ストレートに磨きをかけてきた。ベルトを巻いて2年が経過。中量級のこの階級で世界となると挑戦するだけでも困難を極めるが、キャリアを積みながら勝ち続けることでチャンスを待つ。挑戦者の同級11位・闘将青木誠は茨城県出身の36歳。関西の名門・グリーンツダジムに入門して18年目で初のタイトル挑戦となる。4月の誕生日に37歳を迎える青木はこの試合に勝たないとルール上、引退となり文字通り"最初で最後のチャンス"となる。下馬評通り中谷が王座を守るのか?それとも青木が番狂わせで奇跡を起こすのか?

注目:前回、見事なKO勝利で防衛に成功した石田が指名挑戦者を迎えて行われるV5戦。相手はこれが3年7ヶ月ぶり、2度目のタイトル挑戦となる船井。前回は2012年9月、ロリー松下(カシミ)の持つOPBF王座に挑戦、9R TKOで敗れた。しかしその後は7戦7勝(5KO)と好調をキープ。満を持してのアタックとなる。勝負のキーポイントは互いに自信を持っている左ジャブ。左の差し合いを制した方が俄然試合を優位に進めることになるだろう。石田は船井のパンチ力に警戒、船井はこれまで以上に攻めの姿勢が求められる。