注目:3月に王座決定戦で8回TKOで2度目の日本タイトルを獲得した益田の初防衛戦。拳を交えるのは2014年4月にベルトを賭けて争った川口。昨年4月に大森将平(22=ウォズ)にKO負けした益田だがその後は3連勝。プレスをかけ鋭い踏み込みから強打を打ち込むスタイルは健在。以前よりより慎重な試合運びを選択するようになりやりにくさがプラスされた印象。リベンジを誓う川口は益田戦以降は6戦5勝(3KO)1敗の成績を残し、一度は東洋太平洋王座も手にした。取り入れている体幹トレーニングの効果も出てきて力強さを増した。川口が打撃戦を仕掛けるのに対し、益田が距離を取りながら右ストレートを狙う展開が予想される。中盤以降のペース争いが試合のキーポイントになりそうだ。

注目:スーパーライト級のランカー同士によるサバイバルマッチ。全日本社会人選手権優勝、国体3位の実績を引っ提げB級デビューしここまで7戦6勝(3KO)1分と順調なキャリアを積んでいるサウスポー永田。対するはプロ叩き上げで長身から繰り出されるジャブを武器に白星を重ねてきた松山。ジャブを突きながら距離を作る松山に永田は被弾覚悟で懐に入り勝負したいが、キャリアで勝る松山もそう簡単には入らせないだろう。永田の序盤の動きに視線を注ぎたい。