注目:今年7月、ドイツ・ドレスデンでロバート・スティーグリッツ(独)の持つWBO世界スーパーミドル級王座に挑み、10R TKOで敗れた清田が5月ぶりに再起する。今回のOPBF王座は世界挑戦のために手放したものだが、清田は5年間に6度の防衛をはたした。世界の舞台に立ち経験値を上げた、"新生"清田に注目したい。対する松本は、戦績13戦10勝(8KO)3敗。黒星のなかには昨年3月、清田に挑み、7RTKOで敗れたものも含まれる。前回は清田のキレのある左に右目を塞がれ負傷ストップとなったが、本来はパワフルなスタイルが持ち味なだけに、清田のリズムを崩せれば、面白い展開となりそうだ。

注目:前回9月の試合は世界挑戦の話もあり、ノンタイトル戦を戦った王者の粉川が、4度目の防衛戦に最強挑戦者の世界ランカー、村中を迎える。秀逸なテクニックと、ここ一番を見逃さない決定力は、王座に就いてさらにレベルを上げた。村中を退け、来年の世界へと弾みをつけたい。対するWBA世界フライ級8位、日本同級1位の村中は、デビュー9年が経過する選手だが以外にも今回がタイトル初挑戦。こちらもテンポのいいコンビネーションと一発の破壊力には定評があるだけに、序盤から目が離せなくなりそうだ。