『安定政権樹立なるか』王者・荒川3度目の防衛戦。ここまで2度の防衛戦はTKOで挑戦者を退け、その強さを証明してきた。終始自身のリズムを崩さず、サウスポースタイルから右フック・左ストレートを打ち込み、19勝中13KOをマークする強打者。だが、タイトル奪取の近藤戦、V2戦の中森戦と序盤にダウンを喫する場面もあり、荒川は王者としての進化が問われる防衛戦になる。挑戦者・生田はデビュー21戦目、5度目のランカー対戦でランキングを手にした苦労人。ランカー2戦目で引き寄せたタイトルアタックのチャンスを活かせるのか。荒川が磐石の試合運びから、3度目の王座防衛に成功するのか。生田が王者のリズムを崩し、タイトルを奪い去るのか。

『王者の貫禄が試される!』王者・淵上2度目の防衛戦。今年2月、最強後楽園覇者・氏家福太郎(新日本木村)を8回TKOで退け、タイトル初防衛に成功。ロングレンジの左ストレートを最大の武器とし、距離を大事に戦うサウスポースタイル。対する田島は、デビュー22戦目で掴んだタイトル初挑戦。だが、09年から6戦を戦うも1勝4敗1分と、挑戦者としては物足りない戦績。淵上が王者として圧倒的な強さで3度目の防衛に成功し、その存在感を示すことができるのか。それとも田島が大番狂わせとなる一撃を打ち込むことができるのか。