注目:世界ヘビー級3団体統一王者ジョシュアと、元世界WBA同級王者ポベトキンの対決。ジョシュアは前戦のジョセフ・パーカーとの統一戦でキャリア初めての判定決着となったが、ここまで21戦全勝20KOと脅威のパワーをみせている。一方のポベトキンはジョシュアの198cmよりも10cm低い188cmながら、前戦では200m超えのデビッド・プライスをダウン応酬の末に失神KOさせて体格的なハンデを跳ね返した。試合はプライス戦同様、距離をつぶして左右フックを狙ってくる挑戦者に対し、統一王者がどのようにして対応するのかが注目ポイントだ。王者も距離をプレッシャーをかけ前に出れば近距離での打撃戦となり、会場をおおいに湧かせることになるだろう。しかし、ロンドン五輪金メダリストの裏打ちされた技術を見せ、ジャブで距離を保ちながら得意の右につなぐ作戦を取ることも考えられる。ともにヘビー級トップレベルのパワーを持っているだけに、一瞬も目の離せない攻防戦が繰り広げられるだろう。