モンスター降臨。WBSS(ワールドボクシングスーパーシリーズ)バンタム級決勝戦でノニト・ドネア(比/米)から判定勝利を収めて以来、2年ぶりに日本のリングに戻ってきたWBAスーパー・IBF世界バンタム級チャンピオン井上尚弥(28=大橋)が14日、東京オリンピック2020のボクシング競技の会場となった両国国技館で、挑戦者にアラン・ディパエン(30=タイ)を迎えて王座防衛戦に臨んだ。試合前の下馬評では、チャンピオンの圧倒的有利が予想されたが、ディパエンの戦績は14戦12勝(11KO)2敗。前日計量の後には、大橋秀行会長も大番狂わせを警戒していた。
観衆:約7000人