3月3日(土)、神奈川・カルッツかわさきで日本フライ級王者の黒田雅之(31=川崎新田)が3度目の防衛戦を行う。相手は指名挑戦者決定戦を勝ち上がった同級1位の長嶺克則(26=マナベ)。新人王時代から将来を期待された選手で、1敗は15年3月に現WBC世界ライトフライ級王者の拳 四朗(BMB)にTKO負けを喫したひとつのみ。長いリーチからキレのある右ストレートで抜群のKO率を誇る技巧派の実力者だ。
　昨年6月に正規王者の粉川拓也(宮田)を僅差判定で破り王座を統一。11月のV2戦では安定感を発揮し、6位の松山真虎(ワタナベ)を7回TKOで退けた王者は、世界を視野に「アピールするには絶好の相手」と最強挑戦者を歓迎した。