日本最速5戦目で世界の頂に上り詰めた前WBO世界ミニマム級王者の田中恒成(20=畑中)は次のステージへ歩を進める。日本人王者2人を擁するライトフライ級での世界再挑戦を宣言したのだ。まずは「テストマッチ」と題して、5月28日(土)、名古屋国際会議場でIBF世界ライトフライ級9位のレネ・パティラノ(比)を迎えて同級10回戦のリングに上がる。
　進化を続ける田中は主戦場を変えて世界2階級制覇を目指す。前戦の失敗からウェイト調整には細心の注意を払っていると話す田中は、自身の減量方を「めんどくさい減量」と名付けた。今年初めから1人暮らし始めた田中は「食事を作るのがめんどくさい、だから食べない、で、痩せる。なので『めんどくさい減量』です」と真面目な顔で話した。