三年前の今日6月20日、WBAとWBCの世界ミニマム級王座統一戦が、大阪市内のボディメーカーコロシアム(現・大阪府立第一体育会館)で開催された。
　日本ボクシング史上初の王座統一戦は判定決着の末、WBAの世界チャンピオン井岡一翔(井岡)が、八重樫東(大橋)からWBCのベルトを奪取。日本人初の二団体統一世界王者となった。
　そして、今年4月22日、井岡は世界王者のファン・カルロス・レベコ(亜)に勝利し、WBAフライ級王座を獲得。井岡家の念願でもあった世界三階級制覇を達成した。
　一方の八重樫は、統一戦後、フライ級で王座返り咲きをはたした。昨年9月には最強チャレンジャーのローマン・ゴンサレス(ニカラグア)と真っ向勝負。ベルトを守り切ることはできなかったが、今でもチャレンジャースピリット全開で、激闘王を代名詞にファンを魅了し続けている。