今、日本で最も熱い階級の一つがスーパーフェザー級だ。WBAに内山高志(ワタナベ)、WBCに三浦隆司(帝拳)と、世界のトップに2人の日本人が君臨。OPBFタイトルは2015年1月、王者・ジョムトーン・チューワッタナが(タイ)が、世界王座挑戦経験(2013年末に内山高志に判定負け)もある金子大樹(横浜光)を判定で下して防衛を成功させたばかり。日本タイトルは2月、王者の内藤律樹(E&Jカシアス)が伊藤雅雪(伴流)との無敗・技巧派対決を制したばかりである。その他、日本ランキングを覗いてみても、キラリと光る実力派タレントが揃っている。
　そんな激戦区に食い込んでいきたい――聖地・後楽園ホールから遠く南、沖縄の地からそう意気込むのが小谷将寿(27=琉球)だ。「呼ばれれば、チャンスがあればどこにでも行きたいです。タイトルマッチはもちろん、ノンタイトルでも構いません」
　そう語る小谷は現在OPBF8位にランクイン。15勝(11KO)2敗の戦績を誇るハードパンチャーである。