ド素人のRPG制作現場潜入レポ

~①ゲーム会社を知ろう~

そして入社へ

さて、企業研究としてはこのくらいで十分でしょうか。少なくとも面接で話す際の基礎知識は溜まった気がします。しかし他に選択肢がなくなりましたので、入社試験までに出来ることはやるべきです。

ちょうど大学に「サークルのOBがケムコで働いているという高校時代の友人」がいましたので、彼を通じてOBの方に会い、その方が「入社前にテストプレイのアルバイトをやっていた」という貴重な情報を得ました。なるほど。あらかじめ会社に潜入して仕事仲間になっていれば、いざ面接でも切りづらいというわけですね!
ちなみに入社試験ってどんな内容なんでしょうか。

「情報処理系のテストだよ」

お腹がいたくなりました。○○進法計算だとかプログラム記述とかIPアドレスとかそういうのですか。完全に畑違いじゃないですか。カエルの卵の絞り方説明じゃだめですか。
・・・仕方ない。プログラムは中高で多少触って基礎くらいは分かるはずです。大量暗算の課題でふりかけ屋の一次試験に落ちたことは忘れましょう。
研究室の実験やら論文やらの合間に勉強するしかない。それとアルバイト。

というわけで、問題集を入手しつつ、アルバイトの申し込みをしました。

数日後、メールが来ました。

「とりあえずMTGしましょう byゲーム部門の一番偉い人」

マジックザギャザリング(M:tG=世界中で人気のトレーディングカードゲーム)の対戦のお誘いだと思って真面目にデッキを用意しかけた筆者を笑いたければお笑いなさい(ミーティングをMTGと称するのはウチだけだったりしません?)。
たかがアルバイトの面接にゲーム部門の一番偉い人がご登場になるとはとんでもない名誉です。

筆者はもちろん恐縮しつつ、直近の期日でアポをいただき、お会いしたのです。

偉い人「話してみて大丈夫そうなら、この場で正社員として採用するんで」

とんでもない話になってしまいました
なんでも「カエルを研究してる学生が企業説明会にことごとく粘着している」ことは偉い人に留まらず社長にまで伝わっていたらしく、エントリーシート上の情報はかなり周知されていたようです。
ある程度ゲームを好んでいること、英語が多少できることなどが評価されており、一方で入社試験はシステム開発向けの面が大きいことから、ゲーム部門では面接重視で採っているようです。

そんなわけで1時間程度「MTG」をした結果・・・

あっさりと就職が決まってしまいました。

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