金髪スカウトマンの綾野剛カムバック「いーくぞー!」 映画『新宿スワン』続編決定


【綾野剛/モデルプレス=2月15日】綾野剛主演で昨年5月に公開された映画『新宿スワン』の続編『新宿スワン2』(仮題)の製作が決定し、1月にクランクインを迎えた。スタッフは『クローズZERO』シリーズの山本又一朗プロデューサーと園子温監督が続投、キャスト陣も主演の綾野をはじめ伊勢谷友介、金子ノブアキ、深水元基、村上淳、豊原功補ら主要メンバーがカムバック。おなじみの金髪姿で撮影に臨んだ綾野は「新たに最凶の猛者との激しい狂乱、儚くも美しく立ち続ける女性、そして、男の友情。皆様の期待を超える続編を届けるべく、更なる頂に向かって邁進いたします。いーくぞー!」と気合いをみなぎらせている。
綾野剛主演『新宿スワン2』(仮題)撮影初日:新たに組まれたバースト事務所のロケセットにて
綾野剛主演『新宿スワン2』(仮題)撮影初日:新たに組まれたバースト事務所のロケセットにて
◆興行収入13億円のヒット

和久井健氏の人気ベストセラーコミックを原作に、新宿・歌舞伎町のスカウトマン・白鳥龍彦(綾野)の成長を描いた同作は、当時5週連続で1位を記録していた『シンデレラ』を抜き、週末興収ランキング初登場1位を記録。最終的に興行収入13億円を超えるヒットを叩き出したことを受けて、このほど待望の続編が決定した。

◆撮影初日レポート:監督「良い雰囲気が出ている」

先月27日にクランクイン。初日は歌舞伎町最大のスカウト会社・バースト新事務所に龍彦、真虎(伊勢谷)、関玄介(深水)、時正(村上)、葉山豊(金子)、山城神(豊原)が顔を揃えるシーンの撮影が行われた。前作の3倍の広さはあるバースト新事務所のセットは、都内某所のビルのワンフロアに作りこまれたもの。外にはネオン看板が設置され、ブラインドから射しこむ光は歌舞伎町そのものだ。

最初に現場入りしたのは綾野。すでに髪はおなじみの金髪となり、約2年ぶりに龍彦が帰ってきたことを実感させる。新事務所のセットを見て回り、雰囲気を体に染みこませる綾野に続いて伊勢谷らキャストも現場入り。前作から引き続いて出演するメンバーだけに、セットの中で和気あいあいと談笑しながら撮影を待つ姿が初日の緊張感を和ませる。

園監督は風邪で体調不良気味。いつものテンションは控えめながら、「良い雰囲気が出ている」と満足そうに現場を見回す。園監督の現場では、撮影するシーンの手順をスタッフ・キャスト全員で確認する“段取り”を行った後、テストを行わずに即本番。これはリハーサルを繰り返すことで良いタイミングを逃し、緊張感が失われることを嫌う園監督独特の手法で、スタッフ・キャストは最初から完璧なものを求められるが、綾野をはじめ、その緊張感を好む俳優は多い。

◆前作メンバー集結、綾野「すんなり龍彦に」

この日撮影されたのは『新宿スワン2』(仮題)で描かれる新たな物語のきっかけとなる重要なくだり。山城の提案に真虎や関が抵抗する緊迫感あふれる会話が続き、ことの成り行きを見守る龍彦も否応なく巻き込まれていく。脚本で6ページにわたる長いシーンだが、息の合ったメンバーだけに、本番が始まるとすぐにスワンの世界が色濃く漂い始め、これには綾野も「正直、前日までは、龍彦の感覚を戻す為に前作を観たり原作を読み返したりしていましたが、現場で山城社長や真虎さん、関さん、時正さん、葉山さんに会うと、すんなり龍彦に戻りました。一緒に前作をやってきた強みだと思います」と語る。

撮影前には、前日が誕生日だった綾野をスタッフ、キャスト一同が祝福。34歳を迎えた綾野の最初の一歩となる今作、これから2か月にわたる撮影が始まる。

脚本は前作から引き続き『クローズZERO』シリーズの水島力也氏、アクション監督には『るろうに剣心』シリーズなどで世界的に活躍する谷垣健治氏が新たに参加。スケール、アクション、ドラマ、すべてをパワーアップさせた続編に期待が高まる。

◆キャバクラ嬢200名のエキストラを募集

3月初旬には、横浜で総勢200名のキャバクラ嬢が出演する大掛かりな撮影を行うことが決定。それに合わせ、撮影に参加する200名のキャバクラ嬢を一般募集。応募要項などの詳細は公式サイトにて掲載される。(modelpress編集部)

■綾野剛(白鳥龍彦役)コメント
『新宿スワン』続編。前作『新宿スワン』が皆様に愛された結果だと自負しております。この場を借りて、各部署スタッフ、キャスト一同、感謝申し上げます。『新宿スワン2』では、新たに最凶の猛者との激しい狂乱、儚くも美しく立ち続ける女性、そして、男の友情。皆様の期待を超える続編を届けるべく、更なる頂に向かって邁進いたします。いーくぞー!

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