知っておきたいデリケートゾーンの病気


【ヘルス・美容/モデルプレス】恥ずかしいという気持ちから、なかなか人に聞けなかったり病院に行くのも抵抗を感じやすい女性のデリケートゾーンの問題。しかし、きちんと知っておかなければ大きな病気や将来の妊娠にも関わってくる大事なこと。今回はデリケートゾーンの病気についてご紹介します。

知っておきたいデリケートゾーンの病気(Photo by drubig-photo/Fotolia)
知っておきたいデリケートゾーンの病気(Photo by drubig-photo/Fotolia)
♥カンジタ膣炎

女性の膣内に元々存在しているカンジタ菌というカビが増殖することによって起こる症状です。

主な症状は、かゆみやおりものの増加、異常です。おりものはチーズのような白いぽろぽろとしたものになります。強いにおいを発することもあり、生臭いなどの臭いを感じた時はカンジタ膣炎を疑ったほうがいいでしょう。

かゆみも強く現れるため、掻き毟ったり擦ってしまうことで粘膜が傷つき痛みや症状の悪化、ということにもなりかねないので、症状が現れたら婦人科を受診してください。

この病気自体は治療も簡単で、きちんと処置すればすぐに治り、重篤なものに繋がる心配はそれほどありません。症状がそれほど強くなければ、自然と治ることも。

しかし、放置していると症状が悪化することもあるので、婦人科の受診がオススメです。

このカンジタ膣炎の大きな原因の1つとして、体の免疫力の低下があげられます。ストレスや不規則な食生活、睡眠不足などからか体の免疫力が低下し、膣内の自浄作用も低下してカンジタ菌が増殖して症状が現れてしまうんです。

普段から規則正しい生活、食事を心がけることが一番の予防法と言えますね。

感染の危険性はほとんどありませんが、症状が出ているときはとてもデリケートになっているので、性行為などは控えたほうがいいでしょう。

♥クラミジア感染症

クラミジアは「クラミジアトラコマチス」という菌に感染しておこる症状です。

このクラミジアは、性行為によって感染するもの。いわゆる「性感染症」と言われるものですね。

症状としてはおりものの増加や色の変化(薄緑っぽくなる)、下腹部痛、違和感、放置していると不妊や腹膜炎などの重い症状にも繋がってしまいます。

しかし、自覚症状がそれほどなく自己判断は難しいんです。

毎日おりものの状態をきちんとチェックして、異変を感じたら婦人科に相談するようにしましょう。

そしてやはり一番大切なことは、妊娠を望まない場合きちんとコンドームなどの避妊具を使うこと。

また、不特定多数の相手との性行為も感染する、させる、どっちのリスクも高まるので、特定のパートナーとの性行為の予防の1つと言えますね。

もし症状が現れ、クラミジアと診断された場合は、パートナーも受診したほうがいいでしょう。

♥性器ヘルペス

唇や口元にヘルペスができることはよくありますよね。

それと同じヘルペスウィルスによって、性器に水ぶくれのような皮膚のただれなどによって、痒みや強い痛みを伴います。

場合によってはお尻や太もも周辺にまで広がることも。

これらの症状が現れたときは、できるだけ早めに婦人科を受診することが大切です。

そして、このヘルペスは性行為などによって感染するため、症状が強く表れている場合は、性行為は避けてくださいね。

変化を見逃さないで(Photo by A.KaZaK/Fotolia)
変化を見逃さないで(Photo by A.KaZaK/Fotolia)
いかがでしたか?

普段からおりものやデリケートゾーンのお手入れ、チェックを行うことが予防であり早期発見にも繋がります。

将来の妊娠にも関わる場合もあるため、少しでも異変を感じたら、できるだけ婦人科を受診するようにしましょう。

恥ずかしいことではないので、自分のためにも、症状があるなしに関わらず定期的な受診を習慣にしてくださいね。(modelpress編集部)

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