見どころ:WBO-AP王者の小林は、今年5月に4回TKO勝ちで初防衛に成功。ジャブからワンツー、左ボディをつなげる基本に忠実なタイプで左右ともに計量級離れしたパンチを持つ関西期待のホープだ。挑戦者のアンパロは、 18戦13勝(3KO)4敗1分。長いリーチを活かした右ストレート、左ボディが主武器で中間距離での攻防を得意とする。KO率以上にパンチもありそうだ。絶好調の小林のKO劇に期待!

見どころ:空位の日本ライトフライ級王座を芝と大内が争う。芝は昨年12月の王座決定戦で冨田大樹(ミツキ)と引き分けて以来のリング。鋭い踏み込みからの左フックが決定力が高く上下の打ち分けが光る。5度目のタイトル挑戦のベテラン大内は、今年4月に王座決定戦に出場する予定だったが、冨田が棄権したため中止。相手の長所を消すのに長けている試合巧者だ。何としてもベルトが欲しい両者の思いがぶつかる!

見どころ:WBO世界アトム級王者の黒木が王座統一戦に臨む。今年3月に鈴木菜々江(シュウ)とのダイレクトリマッチを制し初防衛に成功。得意の左ストレートに磨きがかかり、キャリアを重ねて冷静な試合運びも見せるようになった。WBA王者のアラルコンは2019年9月に宮尾綾香(ワタナベ→引退)に判定勝ちし王座統一に成功。その後も防衛を重ねている。パンチ力はないものの、テンポよい攻撃を得意とする好戦的なタイプだ。黒木としては打ち合いに巻き込まれず、左ストレートを当てていきたい。4団体王座統一を目指す黒木に注目!

見どころ:日本バンタム級10位の与那覇の再起戦。今年4月に那須川天心(24=帝拳)と対戦し判定負けを喫したが、この経験を糧に復活を目指す。元世界ランカーでタフネスを売りとするカルーンに対し持ち前の攻撃力を前面に出してKOを狙いたい。

見どころ:東は今年3月に日本ランカーの梅津奨利(三谷大和)に敗れて以来の再起戦。機動力を活かしながらタイミングの良い左を当てていく技巧派サウスポーだ。明確に勝ちランキング入りに弾みをつけたい。

見どころ:2020年度全日本新人王の松江は、スピードを活かしたメリハリのある攻撃が魅力の右アウトボクサー。昨年12月の全日本新人王決定戦以来のリングで進化した姿を見せたい。連敗脱出を目指す東は、豊富な手数で打ち合いを得意とする好戦的なタイプ。目標とする日本ランキング入りのチャンスだ。