見どころ:王座統一を目指す井岡が、再び指名挑戦者とのV3戦に臨む。大晦日に田中恒成(畑中)を迎え撃った井岡は、スピードのある田中の動きを見切り、絶妙のタイミングの左フックで倒し、王者の強さを見せつけた。対応力の高さと無駄のない動きから繰り出されるコンビネーション、ペース配分。今がまさに全盛期だ。挑戦者で元IBF・WBO世界ミニマム級王者のロドリゲスJrは、2014年8月に高山勝成との王座統一戦で2冠王者に就いたが返上。2015年7月に当時ドニー・ニエテス(比国)が保持していたWBO世界ライトフライ級王座に挑戦したが判定負け。ガードを固めながら懐に飛び込み豊富な手数で相手を追い詰める右ファイタータイプで現在15連勝中だ。井岡としてはいつも通りにジャブを突いて左ボディで崩していくのではないだろうか。今回も井岡がファンを唸らせそうだ。

見どころ:粕谷は今年3月に内藤未来(E&Jカシアス)に判定勝ちし再起に成功した。ジャブから丁寧な組み立てを見せるが、打ち合いでも引かないフィジカルと気持ちの強さも持っている。石脇は、今年3月に李健太(帝拳)に判定負けを喫して以来の再起戦。テクニシャンの李に捌かれたが、最後まで食い下がった。多彩な左を軸にキレ味抜群のカウンターが魅力だ。