見どころ:阿久井が大橋ジム期待の桑原を迎えて2度目の防衛戦に臨む。阿久井は今年の4月にノンタイトル戦を予定していたが、相手の体調不良により試合中止となった。これが約9ヶ月ぶりのリングとなる。阿久井が後楽園ホールのリングに上がるのは2017年8月に中谷潤人(M・T)と日本ユース王座を争って以来約4年ぶりだ。敵地に乗り込んでの防衛戦でこれまで以上に気合いが入っているだろう。挑戦者の桑原は、今年3月に湊義生(JM加古川拳)に判定勝ちし8戦全勝(4KO)とした。卓越したスピードとアマチュア仕込みのテクニックは一級品でフライ級絶対王者に挑む。阿久井が左ボディから得意の右ストレートを炸裂させるのか?それとも桑原が翻弄するのか?フライ級屈指の好カードが実現する!

見どころ:日本ユース王者の石井がアマチュアキャリア豊富な日本ランカーの南出と激突する。石井は、昨年11月に兵庫県三田市で世界ランカーの石田匠(井岡)に判定負けを喫しこれが再起戦となる。一方の南出も2019年11月のGOD'S LEFTバンタム級トーナメント準決勝で敗れて以来の復帰戦となる。スーパーバンタム級での試合がお互いにどのようにプラスに働くのか。ハイレベルな攻防を制して復活するのは!?

見どころ:湊は今年3月に桑原拓(大橋)に判定負けを喫して以来の再起戦。キレのあるパンチと常に倒しにいくエネルギッシュなファイトが魅力だ。OPBF東洋太平洋2位の橋詰は、ジム移籍初戦となる。サウスポースタイルからジャブを軸に上下の打ち分けが上手い技巧派で19戦17勝(10KO)2分と無敗を誇る。中盤にかけて激しい打ち合いが見られそうだ。

試合:前日本ユース・スーパーフライ級王者の高山と東日本新人王準優勝の富岡によるサウスポー対決。2019年10月にユース王座を獲得した高山だが、昨年はコロナの影響などもありこれが約1年9ヶ月ぶりのリングとなる。アマ仕込みのテクニックを主体とした万能型で決定力が高い。富岡はボディワークとスピードを活かした攻撃が武器。東日本新人王決勝戦では、逆転KO負けを喫した。再起戦で日本ランカーと激突する。相手に的を絞らせずポイントをピックアップしていきたいところだ。一撃で展開が大きく変わる、目の離せない一戦だ。