注目:今年最大級の注目試合となるゴロフキンとアルバレスの再戦。当初に組まれていた5月の対戦は、アルバレスの薬物違反によりキャンセルとなった。それに対し初戦のドロー判定への不満とともに王者ゴロフキンの怒りが爆発。アルバレスとの遺恨はさらに深くなった。大半の識者、ファンの見方は昨年と同じくゴロフキンが終止圧力をかけ、アルバレスが距離をとる図式になるとみている。ゴロフキンの強みであり過去の対戦相手たちが常に驚いてきたプレッシャーとパンチの強さは、前回同様にアルバレスの脅威となる。しかし、初戦で大きく崩れなかったアルバレスは再戦においてもその経験はとても大きな武器となる。大方の予想では判定までもつれていると言われている中、両者は戦前に「KOで勝つ」と宣言。しかし、挑戦者の言葉を王者は、前回もそう言って実行しようとしなかったと拒絶した。仮に両者がKO勝利するような場面があるとすれば、カザフスタン人は初戦以上にプレッシャーで距離を詰めて、コンビネーションでいつもと同じKOシーンを演出するだろう。対するメキシカンは前戦の経験を糧に、さらに距離を刻むようにしてチャンスを伺い、カウンターのフィニッシュを思い描くはず。はたして1年の時の流れが、両者にとってどのように試合への影響を及ぼすのだろうか?戦前の予想はほぼ互角。深くなった遺恨とともにすべてをかけた戦いはリング上で決着する!

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