主催するロック・ネイション・スポーツ、ゴールデンボーイ・プロモーションズ、ミゲール・コット・プロモーションズ、カネロ・プロモーションズから発表があったもので、試合はHBOテレビの課金システム、ペイ・パー・ビュー(PPV)で全米に放送される。正式決定を受けコットは「ファンが見たいと望む試合を提供する常に言っていることだが、私は最高のファイターと戦うために存在している。これは私の次なる章の幕開けとなる。準備はできている。プエルトリカン対メキシカンの戦いを堪能してほしい」と意気込みを口にしている。44戦40勝(33KO)4敗。これに対し2階級制覇を狙うアルバレスは「メガファイトはファンが要求するから実現するもの。この試合が実現して嬉しい。この次元の試合はすべて重要だが、この戦いは特別だ。みなさんを落胆させないようなイベントにすることを約束する」と、こちらも覚悟を話している。47戦45勝(32KO)1敗1分。試合は155ポンド(約70.3キロ)の契約体重で行われる見込みで、オッズは9対4でアルバレス有利と出ている。

注目:「夢の舞台」でV5戦を迎える三浦。相手は無敗の23戦22勝(16KO)1分、好戦的なファイターだが、三浦は「派手な試合で名前をアピールしたい。KOで決める」と意気込む。

カバジェロは昨年10月、スチュワート・ホール(英)との決定戦を制してIBF王座を獲得したが、今年2月末の防衛戦を前に踵の嚢胞除去手術のため試合をキャンセル。この間、ハスキンスが岩佐亮佑(セレス)を6回TKOで下して暫定王者になった。カバジェロは夏には戦線復帰の目処が立ち防衛戦を計画したが、IBFからハスキンス以外の選手と戦ってはいけないとの勧告が出たため実戦から1年も遠ざかることになった。戦績はカバジェロが22戦全勝(13KO)、サウスポーのハスキンスは35戦32勝(14KO)3敗。

※試合中止

リゴンドーはゲイリー・ハイド・マネージャーとの契約問題がこじれたこともあって昨年の大晦日からリングを遠ざかり、そのため10月下旬にWBO王座を剥奪された。直後、WBAからはスーパー王者から休養王者に格下げされた。こうしたなか12月4日にカナダで試合を計画していたが、このほどリゴンドーが契約しているカリブ・プロモーションズがコットも所属するロックネイション・スポーツ(RNS)と提携。これを受け急遽21日のイベントに参戦することが決まった。同じRNSの契約選手、前世界スーパーミドル級王者アンドレ・ウォード(米)が膝の故障で21日のイベントを欠場することが決まった直後というタイミングも幸運だったといえる。リゴンドーはRNS、ゴールデンボーイ・プロモーションズ、HBOテレビなどに感謝の意を伝えたうえで「私の才能を発揮する次の章に向かうためのプラットホームに立つことができた。最高の戦いをみせたい」と意気込んでいる。15戦全勝(10KO)。