注目:今年6月に東洋王座初防衛に成功したチャーリー。今回の防衛戦は日本・東洋両王座を懸けた戦いとなる。チャーリーに挑む湯場は、これまでライト、スーパーライト、ウェルター級と日本3階級を制覇し、今回前人未到の4階級制覇を狙う。チャーリーはここ数戦でコンパクトなボクシングを身につけ、これにスーパーウェルター級を超越したパワーがプラスされた時、湯場の4階級制覇を打ち砕き、世界へと踊り出るであろう。一方、湯場は経験・実績・修羅場の数でチャーリーを大きく上回り、スーパーウェルター級転向後は破壊力抜群の左ストレートで白星を積み重ねて来た。チャーリーのパワーが湯場を飲み込むのか、湯場の経験がチャーリーを翻弄するのか…。

注目:今年4月、近藤明広(日東)を判定で下し、悲願の日本王座を奪取した荒川の初防衛戦。冷静沈着なボクシングで対戦相手の2手・3手先を読み、サウスポースタイルから繰り出される左ストレートを武器に“スナイパー”と称される。挑む大村は、09年から5連勝3KOをマークし、最高のモチベーションで荒川に立ち向かう。荒川のチェスの如き先を読むボクシングが、左ストレートで大村をチェックメイトに持ち込むのか。スピードで上回る大村が荒川を撹乱し、右ストレートでタイトルを奪い取るのか…。

大前棄権 中止