メイウェザーは5月2日にライバルのマニー・パッキャオ(比)に明白な判定勝ちを収めた直後、「次は9月12日、ベルトかイマム・メイフィールド(米)と戦って引退する」とコメントしていた。しかし、ベルトもメイフィールドも格の上でメイウェザーと釣り合いがとれないため単なる冗談と受け止められていた。ところが6月になっても7月になっても相手の発表がなく、ファンも「本当に9月12日に戦うのか?」と懐疑的になっていた。そんな矢先の発表だった。 ベルトはWBCとIBFのウェルター級王座を獲得したほか、今年になってWBAの暫定王座も獲得しており、肩書上はメイウェザーの対抗王者ということになる。試合はウェルター級王座の統一戦として行われる。勝てば世界ヘビー級王者ロッキー・マルシアノ(米)が記録した49戦全勝(43KO)の生涯勝利数に並ぶメイウェザーは「私が永遠のベストであることを証明するために9月12日にリングに戻る準備はできている。ベルトは若いしハングリーで強い選手。これまでの48勝は次の49勝目のために積み重ねてきたものだ」とコメントを残している。対するベルトは9月12日にフロイドのケツを蹴飛ばしてやるさ。なぜ48人のファイターが彼に勝てなかったかということを明かしてみせる。見逃さないように」と、意気込みを口にしている。試合はショータイムのペイ・パー・ビュー(PPV=有料テレビ)で全米に生中継される予定で、高画質での視聴は74.95ドル(約9300円)、通常画面での視聴は64.95ドル(約8060円)となる。オッズはオンラインカジノoddschecker.comが41対1、bet365は80対1でメイウェザー有利と出ている。