昨年10月16日、日本人キラーの異名を誇るオスカー・ラリオス(メキシコ)が保持するWBC世界フェザー級王座に挑んだ粟生隆寛(帝拳)。
　4R、右フックでラリオスからダウンを奪い、一気に世界の頂をその手中に収めるかに思われた。しかし、数々の修羅場を潜り抜けてきたラリオスは、ここからアウトボクシングにチェンジ。粟生の追撃を捌き、ポイントアウトに徹したラリオスはフルラウンドを戦い、判定2-1で振り切り、粟生の世界奪取の夢を奪って見せた。
　この激戦から約5ヶ月。11日、ボクシングの聖地・後楽園ホールで再び粟生隆寛がオスカー・ラリオスに挑戦する日が訪れた。粟生は前回の敗戦を糧として更に大きく成長し、ラリオスの対角線上に立つ。
　WBC世界フェザー級タイトルマッチ「王者オスカー・ラリオスVS挑戦者・粟生隆寛」の一戦を、粟生と同じフェザー級で東洋太平洋王座をその腰に巻く細野悟(大橋)と、5月2日に東洋太平洋スーパーフェザー級王座V4戦を控える内山高志(ワタナベ)が、ラリオスVS粟生戦の勝者予想と試合展開を大胆予想してくれた!!