スーパーウェルター級は69.8kgを上限とし、軽量級を思わせるスピードと、一撃で対戦相手を打ち砕くパワーを持ち、初めて頂点に立つことができる。
　現在の日本スーパーウェルター級戦線は、『絶対王者』として君臨する日本&東洋太平洋2冠王チャーリー太田(八王子中屋)が中心となる。対抗の一番手は、国内初の4階級制覇を狙う『覇王』湯場忠志(都城レオS)。183cmの長身から打ち放たれる左ストレートで、前人未到の頂を目指す。5月19日、両者はタイトルマッチで再び雌雄を決する。
　二人に続くのは、足を使った『ハイスピードボクシング』の前2冠王・柴田明雄(ワタナベ)、スーパーウェルターに階級を上げた『和製マルガリート』元日本ウェルター級王者・中川大資(帝拳)。東洋ランカーを下し、ランク入りした『突貫小僧』庄司恭一郎(戸高)はダークホース的存在か。
　日本&東洋太平洋ウェルター級2冠王『倒し屋』渡部あきのり(協栄)も、チャーリーとは「勝っても負けてもKO決着」と、ドリームマッチを熱望する。
　「J-WARSスーパーウェルター級編」は、まさに群雄割拠の"チャーリー包囲網"の様相を呈してきた。
　そして日本中量級戦線の主役達をここに紹介しよう。