先月31日、西日本ボクシング協会は臨時理事会を大阪で開き、金沢英雄協会長を脅し会長権限委任を強要、脅迫の疑いで逮捕された3ジム4名の容疑者が経営する中外ジム・大星森垣ジム・ホワイトフォックスジムに無期限活動停止処分を下した。また西日本ボクシング協会は、4名の容疑者が本件で起訴されれば、ボクシング界からの永久追放を意味する除名処分に切り替える方針である。 　今回の事件で試合出場が決まっている3ジムのボクサーは、当面西日本ボクシング協会預かりの形で試合に出場する。また、JBC安河内剛事務局長は5日にも大阪府警に出向き、大阪府警から事件の経緯説明を受ける模様である。安河内事務局長は「JBCとしては3ジムの処分は大阪府警の起訴を待って結論を出します。3ジムの会長は、逮捕前から今年のライセンス更新手続きをしていない状況です。大阪府警と話をしながら、JBCとしては今後の処分を検討します。かなり厳しい処分となるでしょう」とコメント。 　ボクシング界にとって、最悪の形となってしまった今回の脅迫事件。事件を起こしたのは3ジムの会長であるが、所属ボクサー達の戦う場所を奪ってはならない。大阪府警の起訴を待つ状況ではあるが、今後のJBC・関西ボクシング協会の処分に注目したい。