FANTASTICS、故・中尾翔太さんへ魂のパフォーマンス “9人体制”宣言


【FANTASTICS/モデルプレス=7月15日】6日にメンバーの中尾翔太(享年22歳)さんが胃がんのため亡くなった、ダンス&ボーカルユニットFANTASTICSが14日、千葉・幕張海浜公園で行われた野外音楽イベント「DANCE EARTH FESTIVAL 2018」に出演した。8日に中尾さんの訃報を公表後、初のステージとなったMCで、集まった12,000人の観客に向けて亡きメンバーへの思いを話した。

FANTASTICS(提供写真)
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◆訃報公表後、FANTASTICS初ステージ

8日に中尾さんの訃報を公表後、初のステージとなったMCで、EXILEも兼任する世界、佐藤大樹のリーダー2人が亡きメンバーへの思いを語ると、それまで快晴だった空から、まるで中尾さんの涙雨のような雨粒が舞い落ちた。

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この日、オープニングアクトの2組目として猛暑のなか出演したFANTASTICSは、ファンの大歓声を受けながら登場。ダンスパフォーマンスの後、オリジナル曲「WAHT A WONDER」を披露すると、メンバー1人ずつの自己紹介へ。そして8人の自己紹介を終えると、佐藤が「僕たちにはもう1人、中尾翔太というメンバーがいます」と切り出した。

続けて「6日に翔太は天国に逝ってしまいました。でも僕ら残された8人は、ここでくよくよしている姿を翔太に見せたくないですし、翔太もそんな僕らを絶対に見たくないと思う」と、志半ばでこの世を去った仲間の思いをくみ、「僕たちは引き続き9人で初めてFANTASTICSなので、輝き続けられるようにメンバー一体となって頑張っていきたい」と“9人体制”での活躍を宣言した。

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中尾さんは16年12月に結成されたFANTASTICSのオリジナルメンバーの1人。メジャーデビューを目指し活動していた昨年12月には、約3万人の中から選ばれた八木優征、中島颯太のボーカル2名が加入。“夢”が現実味を帯びてきた最中、同時期から続いた体調不良のため、医療機関で精密検査を行ったところ胃にがんが発覚。病気療養のため活動を一時休止し、ステージ復帰を目指して闘病生活を送っていたが、願い叶わず今月6日に他界した。

世界は「悔しさで言うと、翔太が一番悔しかったと思う」と無念に唇を噛み締めながら、「皆さんの目に見えるのは8人かもしれないですが、9人を感じてもらえるように、翔太の魂や気合い、プライドとかそういった全部をしっかりと見せつけていきたい」と、会場に集まった1万2000人のファンに誓った。

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最後は、天国の中尾へ思いを届けるかのように、”9人全員”で「OVER DRIVE」のパフォーマンスを披露した。

◆ファンに向けた「お別れの会」も

通夜、葬儀はすでに執り行われ、後日、ファンに向けた「お別れの会」の開催が予定されている。

また、同日のイベントには、EXILE USAが率いるDANCE EARTH PARTY、ヘッドライナーで登場したGENERATIONS from EXILE TIBEのほか、RHYMESTER、MINMIなど8組のアーティストがメインステージに出演した。

同イベントは16日まで開催。15日はEXILE ATSUSHIのソロ・プロジェクトRED DIAMOND DOGS、16日はEXILE SHOKICHIがヘッドライナーを務める。(modelpress編集部)

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