紺野彩夏、連ドラ初主演 SNSで話題の山本中学原作「サブスク彼女」実写化


【モデルプレス=2023/04/05】モデルで女優の紺野彩夏が、5月7日スタートのABCテレビ『サブスク彼女』(毎週日曜深夜0:55~/DMM TVにて独占配信)で連続ドラマ初主演を務めることがわかった。

紺野彩夏(C)山本中学/日本文芸社 ABC
紺野彩夏(C)山本中学/日本文芸社 ABC
◆山本中学原作「サブスク彼女」実写ドラマ化

『サブスク彼女』書影(C)山本中学/日本文芸社
『サブスク彼女』書影(C)山本中学/日本文芸社
原作は、実写映画化でも話題となった『左様なら今晩は』や、4月7日に2巻が発売される『青春は変態』など、“現代の青春白書”を突飛ながらもキャッチーな設定で瑞々しく描く山本中学の、SNSを中心に話題を呼んでいる人気コミック『サブスク彼女』(日本文芸社)。月額定額制のサブスクリプション+恋愛をモチーフに、今を生きる若者たちの恋に揺れる心情を瑞々しくもリアルに描いたサブスク×ラブストーリー。

『サブスク彼女』書影(C)山本中学/日本文芸社
『サブスク彼女』書影(C)山本中学/日本文芸社
主人公の女子大学生・トモは“本命として選ばれない”という虚しさと、恋愛感情を“搾取”され続けてきた苦い体験から脱するために、SNSで繋がった小さな世界で“サブスク彼女”というサービスを始める。月額定額制で女の子のラインナップから好みの彼女を選べる割り切った恋愛スタイルなら、恋に苦しむこともない。恋に純粋ながらもこじらせまくったトモの突飛な思いつきに興味を抱いて集まってくる女性たち、そしてトモのことを一途に好きな男友達コースケの存在。そして、この“サブスク彼女”が、意外な恋愛模様を巻き起こしていくこととなる。

男性の感傷的な情動(=エモさ)に一方的に浸られる恋は懲りごり…だけど、好きな人の“特別”になりたいと願う女性のホンネをさらりと描く本作は、恋愛の理想と現実の間で揺れ動き、悩みあがく姿が切なくもこっけいで愛おしい、そんなちょっぴり不思議な物語。恋に酔いしれるだけのエモーショナルな恋愛にカウンターをくらわす、そんな今の空気感を切り取ったサブスク×ラブストーリーとなる。

◆紺野彩夏、連続ドラマ初主演決定

紺野彩夏(C)山本中学/日本文芸社 ABC
紺野彩夏(C)山本中学/日本文芸社 ABC
女子大生のトモは、本命彼女になれない恋愛経験を経て、男性がエモいと感じる恋を毛嫌いするように。「好き」と言われ、求められると弱いために、もう恋愛に振り回されたくないための“訓練”として、そのとき限りの恋愛をするサブスク彼女というサービスを始める。「好き」という言葉で男性に恋愛感情を“搾取”されないことを目的に、この突飛なサ-ビスを思いついたトモを演じるのは、地上波連続ドラマで初主演を飾る紺野。

幼い頃から子役として活躍し、テレビ東京『ピラメキーノ』への出演で一躍脚光を浴びると、『Seventeen』専属モデルを経て、2021年より『non-no』専属モデルに。2021年公開の映画『藍に響け』(久保田紗友とW主演)では、映画初主演を務めるなど、多彩な活躍に注目が集まっている新進気鋭女優の一人だ。

紺野は「はじめは設定にすごく驚きましたが、読み進めていくにつれて、トモの本命としては選ばれないと薄々わかっていながらも、相手のことを思ってしまう虚しさや苦しさが伝わってきて、共感できる女の子も多いんじゃないかなという印象でした」と作品の印象を語り、トモを演じるにあたって「誰かの本命になりたいという気持ちがとても強い、純粋な子なのかなと思いました。純粋だからこそ、自分からサブスク彼女になって、本命じゃなくてもいいという道を選んでしまったんだろうなと思いました。そんなトモの真っ直ぐすぎて頑固になってしまうところ、虚しさ苦しさを表現できたらいいなと思っています」と意気込みを明かした。

◆ABCテレビ×DMM TV、共同企画による新たなドラマ制作

そしてこのたび、ABCテレビとDMM TVは、ドラマの新たな価値を創造するべく共同企画し、放送&配信していく新機軸プロジェクトを立ち上げた。テレビを取り巻く環境が大きく変わる中、ABCテレビとしては関西ローカルで放送されている自社制作の深夜ドラマを、より多くの視聴者に届けるために、またDMM TVとしては、自社オリジナルのチャレンジングなドラマコンテンツ開拓を進めるために、史上初となる在阪テレビ局×動画配信プラットフォームという業界の枠を超えたタッグが実現した。

1月クールドラマ『アカイリンゴ』の独占配信を経て、本作『サブスク彼女』より本格的に共同企画、そしてABCテレビでの放送&DMM TVでの独占配信を今後も行っていく。(modelpress編集部)

◆紺野彩夏コメント

― サブスク×恋愛という意外な組み合わせがモチーフの原作です。まずはタイトルの印象をお聞かせください。

タイトルを聞いたときは、サブスクと彼女の繋がりが思いつかなかったので驚きました。

― また原作を読まれた印象はいかがでしたか?

サブスクと彼女、はじめは設定にすごく驚きましたが、読み進めていくにつれて、トモの本命としては選ばれないと薄々わかっていながらも、相手のことを思ってしまう虚しさや苦しさが伝わってきて、共感できる女の子も多いんじゃないかなという印象でした。

― 演じる「トモ」の印象は?また彼女のどのような部分を特に表現しようと思われたかもお聞かせください。

誰かの本命になりたいという気持ちがとても強い、純粋な子なのかなと思いました。純粋だからこそ、自分からサブスク彼女になって、本命じゃなくてもいいという道を選んでしまったんだろうなと思いました。そんなトモの真っ直ぐすぎて頑固になってしまうところ、虚しさ苦しさを表現できたらいいなと思っています。

― 「サブスク彼女」と言わないまでも、もしあったら利用してみたいサブスクサービスは?

フィルムカメラのサブスクがあったらいいなぁと思います。フィルムカメラが好きなのですが、物によっては高価なものもあるので気軽に試せたら嬉しいなと思います。

― 最後に視聴者のみなさんに見てほしいところ(メッセージ)を!

トモ以外にもたくさんのキャラクターがそれぞれの悩みを抱えています。女性だけではなく男性にも、どの世代の方にも共感していただけるところがあるのではないかな、と思っているので、ぜひ楽しんでご覧いただけたらと思います!放送をお楽しみに!

◆山本中学氏コメント

― 実写化が決まった際のご感想と、作品のどんなポイントが視聴者の皆さんに届くことを期待されているか、お聞かせください。

実写化のお話はホワリと出版社担当さんより伺っていたのですが、本当に決定になり驚きました!ストレートなタイトルの「サブスク彼女」というお話は、実はちょっとややこしいお話…ヒトの簡単にはいかない心の側面が含まれるお話です。実写となり生身の役者さんたちがどの様に演じられ、観る方々がどう感じられるのか楽しみです!

― 主人公トモを紺野さんが演じる上で楽しみにされている、もしくは期待されている部分をお聞かせください。

主人公のトモは見る人によって見え方が違う女の子ですので、演じられるのは色々な意味で大変かと思います…!トモを演じて下さりありがとうございます。紺野彩夏さん頑張って下さい、応援しております!

◆DMM TVオリジナルコンテンツ制作責任者・久保田哲史コメント

DMM TVとして新しいコンテンツの開拓が急務という状況の中で、このたび縁あってABCテレビさんと一緒にドラマの共同企画を行うこととなりました。テレビ局が制作するドラマには魅力的な物が多いですが、特にDMM TVとして親和性を感じていたのが、在阪テレビ局が力を入れている深夜ドラマでした。他局との差別化に試行錯誤しながらチャレンジしている作品が多いですし勢いも感じていました。

今作『サブスク彼女』は、メインターゲットにしている男性向けであることと同時に、女性視点での性への悩みや苦悩、悲哀なども丁寧に描かれています。男女ともに興味のあるテーマで、ABCさんが制作しDMM TVで独占配信中の『アカイリンゴ』に続きチャレンジングな作品だと感じています。こうした新たな試みを、視聴者のみなさまからはもちろんのこと、クリエイターの方々からも愛されるコンテンツとして生み出していきたい、その第一歩を数々のチャレンジングな作品を世に出してきたABCテレビさんとともに踏み出すことができるのは、とても心強く感じています。

◆ABCテレビグループホールディングスコンテンツ開発局長・清水一幸コメント

ABCテレビには、自社の配信プラットフォームがなく、弊社で制作した深夜ドラマは関西ローカルでしか放送されない状況でした。近年、TVerでの見逃し配信はあるものの、やはり作り手としては、精一杯ドラマを制作しても多くの視聴者の方々に観られずに終わってしまうのはとても寂しいこと。そんな中で配信サービス各社との連携を探っている中で、新たに立ち上げられたDMM TVさんと共同企画を行うこととなりました。

『サブスク彼女』はとても今風なタイトルがフックになると感じました。ただ、読んでいくと、女性視点ながら男性も共鳴できるようなストーリー展開で、往年のラブストーリーのような普遍的な力強さもあると感じました。今後も、話題性とドラマ性、その両面を意識しながら、これまでの地上波ドラマとは一味違うチャレンジングな作品を共同企画していければと考えています。DMM TVの久保田さんとは、かつてフジテレビで一緒にドラマ制作をしていた仲で“いつか一緒に仕事ができたらいいですね”とお話させていただいていたので、このたび実現することができて嬉しく思っています。

◆あらすじ

なぜか彼女のいる男性にばかり好かれてしまう主人公・トモ(紺野彩夏)。「好き」と言われ求められると弱く、でも別れを告げると煮え切らない男たちに対して、トモは世の男性たちが“エモい(感傷的な)恋”に浸っているのだと悟る。その一方で、きっぱりと別れられない自分に対してもまた嫌気をさしていた。

都合のいいときにだけデートに誘われるけど、本命彼女になれない日々の中で思いついたのが、みずから“サブスク彼女”になるということ――。「好き」という言葉で、自分の恋愛感情を“搾取”されずに、月額定額制の割り切った彼女になれば、恋愛に振り回されることもないのでは?トモはSNSで同じ境遇の女性を集い、「サブスク彼女」を始めるのだった。

だがそんな矢先、トモは自分に一途に好意を寄せる地元の男友達・コースケから告白される!しかし、こじらせた恋愛感情が邪魔をして素直になれないトモは、コースケに「付き合おうよ。でもね、サブスクなんだ、私」と“サブスク彼女としての契約”を提案するのだった…。

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