黒島結菜、6年ぶり舞台出演 井之脇海・松雪泰子らM&Oplaysプロデュース最新作キャスト発表<カモメよ、そこから銀座は見えるか?>


【モデルプレス=2023/01/24】俳優の黒島結菜、井之脇海、松雪泰子らが、6月3日~25日にかけて本多劇場にて、その後富山・大阪・新潟でも上演される舞台『カモメよ、そこから銀座は見えるか?』に出演することが決定。黒島は6年ぶりの舞台出演となる。

(上段左から)松雪泰子、黒島結菜、井之脇海(下段左から)櫻井健人、青木柚、岩松了(提供写真)
(上段左から)松雪泰子、黒島結菜、井之脇海(下段左から)櫻井健人、青木柚、岩松了(提供写真)
◆M&Oplaysプロデュース最新作キャスト発表

本作は、『結びの庭』『家庭内失踪』『少女ミウ』『二度目の夏』など次々と話題作を発表し、高い評価を得てきたM&Oplaysと岩松了が定期的に行っている人気プロデュース公演の最新作となる。

物語の主軸となる、両親を亡くしひっそりと暮らす兄妹の妹・イズミ役には、22年の連続テレビ小説『ちむどんどん』にて主演を務めたほか、「第26回日刊スポーツ・ドラマグランプリ」秋ドラマ助演女優賞を受賞したドラマ『クロサギ』や映画『鋼の錬金術師』、多数のCMに出演するなど幅広く活躍する黒島。17年の『少女ミウ』以来6年ぶりの舞台出演となる。

父の愛人に惹かれてゆく兄・アキオ役には「第82回キネマ旬報ベスト・テン」にて新人男優賞、「第23回高崎映画祭」では最優秀新人男優賞を受賞し、22年にはドラマ『失恋めし』『クロサギ』や映画『とんび』『犬も食わねどチャーリーは笑う』、舞台『エレファント・ソング』へ出演し、活躍目覚ましい井之脇が決定した。

銀座の街にいる若い浮浪者・とみ役には、映画『うみべの女の子』『はだかのゆめ』にて主演を務めたほか、連続テレビ⼩説『カムカムエヴリバディ』、『最初はパー』、『モアザンワーズ』などに出演し、2023年に主演映画『まなみ100%』『神回』、ドラマ『EVOL』の公開を控える青木柚。同じく若い浮浪者・のぼる役には、2022年放送のドラマ『祈りのカルテ』『一橋桐子の犯罪日記』や映画『海の夜明けから真昼まで』『島守の塔』、舞台『パラダイス』に出演し、2023年に舞台『檸檬』への出演を控える櫻井健人。

田宮役には、本作の作・演出を務める岩松も出演。かつて父親の愛人だった女性・葉子役にはドラマ『邪神の天秤』『松尾スズキと30分の女優2』『祈りのカルテ』や舞台『世界は笑う』、現在ゲキ×シネでも公開中のいのうえ歌舞伎『神州無頼街』へ出演するなど、高い演技力で数多くの賞を受賞してきた松雪泰子。幅広く活躍する個性豊かな出演者が、濃密な会話劇を贈る。(modelpress編集部)

◆岩松了コメント

今回の舞台はクリスマスが終わった年の瀬1週間の話です。おしゃれな銀座の街を舞台に二人の兄妹がかつて自分の家庭バラバラにした父親の愛人と出会い、当時は赦せなかったことが年を重ねることに徐々に打ち解けていく過程を描きます。銀座は都心ですが、実は海に近いんです。海の匂いを感じてもらえるよう「カモメ」をタイトルに入れました。公演は6月なので季節的には真逆になりますが、年の瀬を懐かしむように楽しんでもらえたらと思います。どうぞご期待ください。

◆黒島結菜コメント

岩松さんとは、またご一緒したいとお会いするたびに話をしていたので、6年ぶりに叶って嬉しい気持ちでいっぱいです。そして共演者のみなさんと、岩松さんの世界の中でお芝居できること、とても楽しみです。私にとって舞台は、役と自分自身と素直に向き合うことができる場所だと思っています。今回は赦しの物語です。みなさんに感動を与えられるよう精一杯頑張りますのでよろしくお願い致します。

◆井之脇海コメント

初めて岩松さんの舞台を観たのは『恋する妊婦』でした。当時はまだ12歳でしたが「何か分からないけど、すごいものを観た」と感じたことを覚えています。それ以降も岩松さんの作品を観てきましたが、わからないことが多いのに感じることや伝わるものがたくさんあって、不思議な魅力のある世界だと感じていました。今回、そんな岩松さんの世界に存在できることが楽しみで仕方ありません。「わからない」からこそ、真っさらな状態で役にぶつかっていきたいと思います。

◆松雪泰子コメント

岩松了さんの台詞の響きの中にまた存在出来る事に幸せを感じております。2020年『そして春になった』の公演で久しぶりに岩松さんの作劇の世界に触れました。今回また新たな世界に身を置ける喜び。岩松さんの美しい台詞を演じる喜びに溢れています。静かな中にある熱を、丁寧につみあげる。そんなあり方で臨みたいと思います。楽しみです。

◆あらすじ

銀座、そこはかつて海だった。その空には、鴎が飛び交っていたのかもしれない――。アキオ(井之脇海)とイズミ(黒島結菜)は早くに両親を亡くし、二人寄り添うように生きてきた。今、アキオは銀座の広告代理店で働き、忙しい兄のためにイズミは手作りの弁当を職場に届けたりしている。イズミは、兄が大好きで、いつまでも二人で一緒にいたいと思っている。

そんな時、イズミは銀座の街で、「のぼる」(櫻井健人)と「とみ」(青木柚)と呼び合う、二人の若い浮浪者に出会う。この街に浮遊する彼らは何者?

そして、アキオは銀座で、父親の愛人だった葉子(松雪泰子)に出会う。かつて、二人の家庭を崩壊させた葉子に、しかしアキオはだんだんと惹かれてゆく。そんなアキオを見ているイズミ――。

人の気配が消えた年の瀬の銀座に現れた二人の若い浮浪者、寄り添う兄と妹、彼らと対峙する美しい女性――。それぞれのドラマが絡み合い、やがて兄と妹にもたらされる恩寵とは――。

◆「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」上演日程

<東京公演>本多劇場
6月3日(土)~6月25日(日)
<富山公演>
6月28日(日)
<大阪公演>
7月1日(土)~7月2日(日)
<新潟公演>
7月9日(日)

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