【モデルプレス＝2021/05/27】乃木坂46が26日「乃木坂46 アンダーライブ2021」をオンライン配信にて開催。卒業を発表した伊藤純奈、渡辺みり愛にとっては乃木坂46として最後のライブとなり、笑顔や涙溢れる濃い2時間となった。

◆座長は2期生・山崎怜奈

毎シングルごとに選抜・アンダーと区分けして活動する乃木坂46。6月9日に発売される27thシングル「ごめんねFingers crossed」のアンダーメンバーは、1期生1名、2期生6名、3期生6名の13名で構成されている。

そして今回、アンダー楽曲のセンターを初めて務めるのは2期生・山崎怜奈。センターとして、ライブの座長も務め上げた。

また、16日にグループからの卒業を発表した純奈、渡辺にとっては今回がラストライブに。門出にふさわしい華やかなステージとなった。

◆27thシングル収録「錆びたコンパス」初披露 “ラジオ風VTR”が新しい

伊藤理々杏、佐藤楓、吉田綾乃クリスティーの3期生トリオによる、ユーモア溢れる影アナウンスから始まった今回のライブ。

ラジオ『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』（月曜～木曜13時～／TOKYO FM）のパーソナリティーを務める今回の座長、山崎によるラジオ風の曲紹介VTR「山崎怜奈のアンダラで話したかったこと。」が流れると、ステージが登場。27thシングルに収録される新曲「錆びたコンパス」を力強く初披露した。

続けて「風船は生きている」では、渡辺が笑顔でセンターポジションに立つ。そして「My rule」では雰囲気が一転。純奈のソロダンスから始まりクールに歌い上げ、次の「ここにいる理由」に繋いだ。

MCでは「ラジオ風にちょっと変わったアンダーライブ」にするため、ファンにTwitterで感想を募るという新たな試みを行うと発表。

純奈は「今日がラストライブなんですけど、ライブは楽しむものだと思っていますので、皆で全力で頑張るぞー！」と、渡辺は「私自身はライブ大好きなので、皆も大好きだと思うけどね。たくさんアイコンタクトをとって、目を合わせて思い出を作りたいなって思います」と意気込んだ。

北野日奈子は「今回は無観客で配信ライブになってしまったけど、私達の熱い気持ちを体感で伝えられるようにエネルギッシュに頑張るので、テレビの前で応援していてくれると嬉しいです」と熱い想いをファンに届けた。

◆リクエストに応え、ファンと一体に

再び山崎のラジオ風VTRが流れると、事前にファンからリクエストを募集した曲を披露するブロックに。乃木坂46としては珍しい、ミニタイプの衣装で人気を集める「Route 246」を披露した。

続いてのVTRにはゲストとして北野と理々杏が登場。5ヶ月ぶりのアンダーライブということで北野は「自分の中の成長のレベルアップは最高まで来てるから、実感してるからこそ皆を支えたいって気持ちが強い」と語った。

そして理々杏には、ラストの決めポーズがファンの間で話題の楽曲「僕の衝動」のリクエストが。3期生5人がパンツスタイルの衣装で椅子を使った華麗なダンスを披露し、ラストのポーズもクールに決めた。

続いて、2期生が4期生楽曲の「Out of the blue」を可愛らしく歌い上げる。1期生唯一のアンダーメンバーである和田まあやは「Wildrness world」のセンターに立ち存在感を見せつけた。

ここからは、少人数に分かれて楽曲を披露するパートに。北野と渡辺の“宇宙兄弟”による「まあいいか？」や、曲中に向井葉月が可愛く変身するという演出の「13日の金曜日」、渡辺が踊り純奈が歌う「ショパンの嘘つき」など、普段は見られないメンバーと楽曲の組み合わせはリクエストブロックならでは。

リアルタイムでファンから募集した感想や、今回は披露が叶わなかったリクエストなどにも触れ、オンライン配信ながらもファンとの一体感を高めた。

ここで、ハッシュタグ「＃アンダーライブ2021」と「＃山崎怜奈のアンダラで話したかったこと」がTwitterのトレンド1位、2位を獲得したことを発表すると、メンバーは喜びの歓声を上げた。

◆ファンからの想いを胸にギャップを魅せつける

メンバーのレッスン映像のVTRとともに、メンバー1人1人に向けたファンからのメッセージが流れる。

これを受け止め活力としたメンバーは「嫉妬の権利」「滑走路」と、人気を集めるアンダー楽曲を続々パフォーマンス。「日常」では、センターを務める北野が意思みなぎる力強い眼差しをカメラに向けた。

そこから一転「自惚れビーチ」「口ほどにもないKISS」とアッパーチューンの楽曲を続けて披露し、ギャップを見せつけながらもラストに向けてボルテージを上げた。

そして山崎の曲振りとともに、本編最後の曲「誰よりそばにいたい」へ。バラード調の曲を感情込めて歌い上げるメンバー1人1人の横にはそれぞれの直筆メッセージが映り、北野の目からは涙が溢れていた。

◆伊藤純奈＆渡辺みり愛、2人らしい笑顔のラスト

アンコール前には、今回がラストライブとなった2人が挨拶をすることに。

必死に涙を堪える渡辺だったが、共に卒業する伊藤にメッセージを伝える場面になると涙が溢れ、伊藤もつられて涙。渡辺は「年齢も1個差しかないから、お互いが話しやすい環境だったのかなって思います」と振り返り「辛い時は助けてもらって、純奈が辛いときは私が助けたいなって思っていたので、卒業の時期が重なってショパンとかやれて、私はすごく幸せでした。あと3ヶ月くらい、まあその後も会うと思うからこれからもよろしくお願いします」と語りかけた。

伊藤は「約8年間応援してくださって本当にありがとうございました。私のことを推していて良かったなって思ってくれていてくれたら私は本当に嬉しいです。今日ここで乃木坂人生のライブが終わるなんて信じられないけど、一生分の愛をもらったなって思います」とファンに感謝した。

挨拶を終え、伊藤のリクエスト曲「三角の空き地」と渡辺のリクエスト曲「君が扇いでくれた」を披露すると、涙を浮かべるメンバーも。曲の合間でハグを交わした2人は、約8年間の思い出を胸にしっかりと歌い上げた。

歌い終えると渡辺は「歌いたかったのも歌えて、すっきりしてます！」と笑顔を見せ、伊藤は「楽しかった！」と清々しい表情を浮かべた。

そしてライブの最後は、乃木坂46のライブを締めくくる定番曲「乃木坂の詩」。曲中、鈴木絢音が思わず涙を流すと、隣にいた純奈と寺田蘭世が寄り添い励ますという、同期の絆も感じられた。

伊藤が「メンバーが涙を流してくれるのが何よりも嬉しいです。ありがとうございました」と、渡辺が「ここに立ててめちゃくちゃ幸せです！ありがとうございました」と2人らしく笑顔で感謝の言葉を述べると、メンバーからは花束が贈られライブ本編は終了した。（modelpress編集部）

◆「乃木坂46 アンダーライブ2021」セットリスト

影アナウンス：伊藤理々杏、佐藤楓、吉田綾乃クリスティー

Overture
1.錆びたコンパス（センター：山崎怜奈）
2.風船は生きている（センター：渡辺みり愛）
3.My rule（センター：伊藤純奈）
4.ここにいる理由（センター：山崎怜奈）
＜MC＞
【リクエストブロック】
5.Route246（センター：中村麗乃）
6.僕の衝動（センター：伊藤理々杏／阪口珠美、佐藤楓、中村麗乃、向井葉月、吉田綾乃クリスティー）
7.Out of the blue（センター：北野日奈子／伊藤純奈、鈴木絢音、寺田蘭世、山崎怜奈、渡辺みり愛）
8.Wildrness world（センター：和田まあや）
9.心のモノローグ（寺田蘭世、鈴木絢音）
10.自由の彼方（センター：佐藤楓／阪口珠美、山崎怜奈、吉田綾乃クリスティー、和田まあや）
11.まあいいか？（北野日奈子、渡辺みり愛）
12.13日の金曜日（センター：向井葉月／伊藤純奈、伊藤理々杏、寺田蘭世、和田まあや）
13.硬い殻のように抱きしめたい（中村麗乃）
14.白米様（センター：吉田綾乃クリスティー／寺田蘭世、和田まあや）
15.ショパンの嘘つき（伊藤純奈、渡辺みり愛）
＜MC＞
16.嫉妬の権利（センター：山崎怜奈）
17.滑走路（センター：寺田蘭世）
【DANCE INST】
18.日常（センター：北野日奈子）
19.自惚れビーチ（センター：鈴木絢音）
20.口ほどにもないKISS（センター：阪口珠美）
＜MC＞
21.誰よりそばにいたい（センター：山崎怜奈）
＜MC（伊藤純奈、渡辺みり愛）＞
EN1.三角の空き地（センター：伊藤純奈）
EN2.君が扇いでくれた（センター：渡辺みり愛）
＜MC＞
EN3.乃木坂の詩（センター：山崎怜奈）
＜アフター配信＞
AF1.ひと夏の長さより…
AF2.羽根の記憶

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