蜷川幸雄さん通夜、藤原竜也ら1500人弔問 娘・実花氏「最後まで駆け抜けた」


【蜷川幸雄/モデルプレス=5月15日】12日に肺炎による多臓器不全のため亡くなった、演出家の蜷川幸雄さんの通夜が15日、東京・青山葬儀所で営まれた。娘で写真家・映画監督の蜷川実花氏が報道陣向けの囲み取材に応じ、「娘というよりは長男のように育った。仕事も近い現場でしたし、一流のクリエイターが父親ということが私にとってはすごくプラスでした。父親であり、尊敬する人です」と故人を偲んだ。

蜷川幸雄さん通夜、藤原竜也ら1500人弔問 娘・実花氏「最後まで駆け抜けた」(C)モデルプレス
蜷川幸雄さん通夜、藤原竜也ら1500人弔問 娘・実花氏「最後まで駆け抜けた」(C)モデルプレス
◆遺影は実花氏が撮影

蜷川さんの遺影は、昨年9月に行われた舞台「NINAGAWAマクベス」の稽古中に実花氏が撮影したもの。祭壇には写真に合わせた赤と白の花が飾られた。実花氏は「なんとなくちゃんと撮っておいた方がいいかなと思って。これがもしかしたら遺影になるのかなと思いながら撮ったりしました」と明かし、「花もいつも父に贈っていた花と同じものにしたので、喜んでくれているんじゃないかと思います」と柔らかく微笑んだ。

故・蜷川幸雄さんの祭壇(C)モデルプレス
故・蜷川幸雄さんの祭壇(C)モデルプレス
また、蜷川さんは亡くなる2日程前から「呼びかけても反応がなかった」といい、「危ないな、と思うことが何回もあったので家族はかなり覚悟をしていた」と明かした実花氏。亡くなる20分前は一緒にいたというが、仕事で病室を抜け、向かっている途中で訃報が入ったという。

◆蜷川幸雄さんの最期の言葉

蜷川実花(C)モデルプレス
蜷川実花(C)モデルプレス
生前10日間、蜷川さんは「ありがとう」と感謝の言葉しか言っていなかったようで、最期の言葉は「真山(妻・宏子さんの芸名=真山知子)は?」。実花氏は「仕事が一番で走ってきた人ですから、最期の言葉がそうだったんですかね」と最期の様子を振り返り、「とても寂しいですけれど、父は最後まで駆け抜けた」とコメントした。

◆多くの著名人が弔問

蜷川幸雄さん通夜に訪れた弔問者(C)モデルプレス
蜷川幸雄さん通夜に訪れた弔問者(C)モデルプレス
またこの日の弔問者は総勢1576人。藤原竜也、木村拓哉、宮沢りえ、松たか子、菅野美穂、木村佳乃、森田剛、三宅健、亀梨和也、上田竜也、岡本圭人、満島ひかり、前田敦子、谷原章介、藤木直人、長谷川博己、小栗旬、綾野剛、勝地涼、小出恵介、尾上松也、岡田将生、溝端淳平、多部未華子、西島隆弘らが弔問に訪れ、涙した。内372人のファンも会場へ詰めかけた。(modelpress編集部)

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