中条あやみ、主演でパラカヌー・車椅子挑戦 世界を目指す感動作<水上のフライト>


【モデルプレス=2019/08/28】モデルで女優の中条あやみが、映画「水上のフライト」(2020年公開)で主演を務めることがわかった。

中条あやみ(C)2020映画『水上のフライト』製作委員会
中条あやみ(C)2020映画『水上のフライト』製作委員会
◆映画「水上のフライト」

同作は、映画「超高速!参勤交代」シリーズなど数多くの脚本を手掛ける土橋章宏氏が、自ら描きたいと強く熱望し、実在するパラカヌー日本代表・瀬立モニカ選手との交流を通して作り上げたオリジナルストーリー。中条は、将来有望のスポーツ選手として活躍していたが、不慮の事故により下半身麻痺となる主人公・遥を演じる。

◆中条あやみ、パラカヌーに挑戦

夢を断たれ、人生初の挫折に心を閉ざすが、ハンディキャップを障がいではなく個性として捉える人たちとの出会いによって、“パラカヌー”という新たな夢にたどり着き、逆境の中、自らの道を切り開いていく役柄で、車椅子やパラカヌーにも挑戦する中条。東京パラリンピックを目前に控えたこの時期に同作に携わることに対し、「今この作品に携わらせて頂いている事に感謝の気持ちを抱きながら、キャストやスタッフの皆様と力を合わせて頑張りたいです」と意気込んだ。

なお、撮影は2019年8月中旬よりクランクイン。クランクアップは9月中旬を予定している。

◆企画・脚本 土橋章宏「見た人が元気づけられる明るい映画ができるんじゃないか」

企画・脚本を務めた土橋氏は、イギリス・ロンドンではパラリンピック選手がスターになっているという話に触れ「これを題材にしたら、涙を誘うだけの映画ではなく、むしろ見た人が元気づけられる明るい映画ができるんじゃないかと思い、映画の企画を構想し始めました」と、今回の映画の企画意図を紹介。また、プロデューサーの遠山大輔氏は「兼重監督のこだわりの演出によって、中条さんのこれまでに見たことがない新たな側面と融合し、ヒロイン遥は世界を目指します」とコメント。

監督を務めた兼重淳氏は“バリアフリー”という言葉の普及と実際の設備環境の差に言及したうえで、「中条あやみさん演じる主人公を通して、作品をご覧いただいた方々がそんな事を少しでも感じてくれれば良いと思う」と呼びかけた。(modelpress編集部)

◆中条あやみコメント

心細い時にパラリンピックを見て感動と勇気を与えてもらった事は、今でも忘れられません。「ゴールする」という事には、色んな形の素晴らしい物語があると思います。

今この作品に携わらせて頂いている事に感謝の気持ちを抱きながら、キャストやスタッフの皆様と力を合わせて頑張りたいです。

◆企画・脚本 土橋章宏コメント

「ロンドンくらいから、パラリンピック選手はスターになってるんですよ」。地元のパラカヌー選手、瀬立モニカさんからそんな話を聞いたとき、衝撃を受けました。「気の毒」「かわいそう」「補助が必要」……。そんな考えは間違いで、逆にハンディキャップを力に変えて、スターになった人たちです。

これを題材にしたら、涙を誘うだけの映画ではなく、むしろ見た人が元気づけられる明るい映画ができるんじゃないかと思い、映画の企画を構想し始めました。知らぬ間に築いてしまった心の垣根を乗り越えれば、楽しい世界が待っている──。ぜひご覧ください!

◆監督・兼重淳コメント

「バリアフリー」という言葉は一般的になった。でも、この作品と出会い今までとは違う見方をするようになると、制度や設備・環境など まだまだいろいろ整備しきれていない事に気付かされる。中条あやみさん演じる主人公を通して、作品をご覧いただいた方々がそんな事を少しでも感じてくれれば良いと思う。

ほんの少しで良い。

◆プロデューサー・遠山大輔コメント

2020年に向け、国内外で盛り上がりを見せる中、その裏では多くのアスリートのドラマが生まれています。土橋さんの企画は、そこに着目し、構想を膨らませて、ひとりの魅力的なキャラクターを作り上げました。

そして兼重監督のこだわりの演出によって、中条さんのこれまでに見たことがない新たな側面と融合し、ヒロイン遥は世界を目指します。

連日の猛暑を吹き飛ばす熱量で撮影に挑むキャスト・スタッフのチャレンジにご期待ください。

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