北陸新幹線の計画から開業まで
北陸新幹線は今から45年前の1970年(昭和45年)に制定された全国新幹線整備法という法律で計画されました。設計などは開始されたものの、オイルショックやJRの前身である国鉄の採算が悪化したことで、なかなか工事が進みませんでした。
昭和末期から順次本格的な工事が再開し、長野オリンピックが1998年に開催されることが決まったので、北陸新幹線として計画された区間のうち、高崎駅~長野駅が1997年に開業しました。このとき、路線名の制定で「北陸新幹線」か「長野新幹線」かで議論となりましたが、「今は長野までだけどこれは暫定なのでいずれ北陸まで行きますよ」という意味をこめて「長野行新幹線」という名称でスタートしています。
北陸新幹線のこれから
北陸新幹線はもともと東京~大阪(長野・富山・石川経由)として計画されています。2025年頃にかけて福井県の敦賀まで延伸する予定です(金沢駅~福井駅は開業の前倒しも検討されているようです)。敦賀から先は現在路線の選定中で、いつ開業するかは決まっていません。そのため、大阪方面から乗り入れる特急列車用に、在来線と新幹線のどちらの線路の幅でも走行可能な「フリーゲージトレイン」という仕組みを研究開発中です。


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