ポイント① 所要時間の短縮
東京駅から金沢駅に鉄道で向かう場合、上越新幹線で越後湯沢駅に向かい、特急はくたかに乗り換えるルートで約4時間かかります。
北陸新幹線が開通すると「かがやき」で約2時間30分、「はくたか」でも約3時間で到着し、1時間以上も所要時間が短縮されます。
東京駅から新幹線で2時間30分程度で到着する駅は、東海道新幹線なら新大阪駅(東京から約550km)、東北新幹線なら盛岡駅(東京から約535km)あたりです。東京駅から金沢駅まで新幹線で約450km。今まで距離の割には時間がかかった北陸地方が、ぐっと近くなります。
空路利用の場合では、羽田~小松便を利用すると東京空港~羽田空港と小松空港~金沢空港の移動時間/乗継時間を含めて、約3時間かかります。
ちなみに、東京駅~金沢駅では高速バスも運行されていますが、約8時間30分ほどかかります。
ポイント② 運賃/料金にあまり差がない
費用で比較してみると、やはり高速バスが最も安いです。観光客の少ない平日では5,000円以下で行ける便もあるようです(座席は4列タイプ)。
北陸新幹線が開通することで値段は上がってしまいますが、その額は1,070円程度です。所要時間が1時間以上短縮されるのに比べると、ほぼ値段は変わらないといえます。この理由は北陸新幹線は10kmほど距離が短くなっていることと、在来線の特急「はくたか」が通る路線に北越急行という別の鉄道会社も通るため、今も比較的割高だったためです。
飛行機は普通運賃で比較していますので、最も高くなっています※。飛行機の場合は早期購入すると席数や日付限定で割引もありますので、条件によっては北陸新幹線より安くなることもあります。(詳しくは運行している航空会社のホームページなどでご確認ください。)
※東京駅~羽田空港のJR+モノレールの運賃(650円)と小松空港~金沢駅の空港連絡バスの運賃(1,300円)も含めています。
ポイント③ 乗換なし!
北陸新幹線の開通で東京駅~金沢駅まで直通になり「乗換のわずらわしさが解消されること」が大きなメリットになります。直通する手段として今までは高速バスしかなかったところに、新たに北陸新幹線が入ります。現行の越後湯沢駅経由の経路でも乗換回数は1回ですが、その乗換には約8分程度要するため、北陸新幹線が到着してから乗り継ぎの特急が発車するまで約10分ほどかかります。新幹線の速度によるスピードアップ以外にもこのような乗り継ぎのロスタイムが減ることも時間短縮に貢献しています。
ちなみに、空路利用の場合は東京から行く場合にはどうしても3回の乗継が必要です。さらに空港でのセキュリティチェックなど削れない時間があるのもデメリットです。
ポイント④ 金沢を楽しめる時間がより長く!
空路の羽田~小松便の最終便は概ね20:00頃。空港までのアクセスを考慮すると、金沢駅を18:20ごろには出発しなければなりませんが、新幹線の最終便はかがやき号で21:00。北陸新幹線の開通で、金沢の滞在時間も2時間以上長くできます。これなら金沢のおいしいお酒をいただいた後でも東京に戻れます。


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