運行区間について
北陸新幹線は、新たに開通する路線ではなく長野新幹線の長野駅から先に延伸する路線です。今回の開通区間は、長野県から新潟県、富山県を経て石川県に達する、長野駅~金沢駅間の228.1kmです。飯山駅、上越妙高駅、糸魚川駅、黒部宇奈月温泉駅、富山駅、新高岡駅にも新幹線の駅が開設されます。このうち、黒部宇奈月温泉駅と新高岡駅は今回新しく開設された駅で、上越妙高駅は信越本線の脇野田駅を移設して名称を変更します。その他の駅は、既存の駅に新幹線ホームが増設されます。開通と同時に、東京駅~長野駅間の路線名称も「長野新幹線」から「北陸新幹線」に変更されます。
ダイヤと停車駅について
現在※発表されているダイヤ によると、東京駅~金沢駅は24往復運行されます。東京駅を発車する新幹線は午前6時台~午後9時台まで、1時間あたり1~2本(概ね30~60分間隔)の頻度で運行されます。
24往復中、10往復については停車駅を絞って速く走る「かがやき」が運行します(途中、上野、大宮、長野、富山に停車)。このほか、概ね長野から金沢まで各駅に止まる「はくたか」(停車駅は列車毎に異なります)14往復と、富山駅~金沢駅の短い区間を走る「つるぎ」が18往復運行される予定です。
なお、従来の長野新幹線タイプの列車「あさま」も引き続き東京駅~長野駅で16往復(概ね60分間隔)運行されます。 ※2014年12月19日現在
車両・座席(シート)について
北陸新幹線用に開発されたE7系/W7系新幹線電車で運行されます。E7系とW7系は同じ車両ですが、車両の所有する会社で区分※ されています。12両編成で座席数は934席で、従来の長野新幹線のE2系は8両編成630席ですから、座席数は1.5倍に増えます。通常の普通車、グリーン車のほか、よりグレードの高い座席・サービスを誇るグランクラスも連結されています。
※E7系はJR東日本、W7系はJR西日本
なお、普通車を含めてすべての座席にコンセントがついてます。東海道・山陽新幹線のN700系でも普通車は窓側のみにしかないので、全席にコンセントがあるのはE7系/W7系が日本初です。
E7系/W7系は「かがやき」「はくたか」「つるぎ」のすべての列車に使用される予定のほか、「あさま」の一部でも使用予定です。もし長野に行かれる際、この新型車両に乗りたい場合は、列車名を目安にしましょう。


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