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この日のライブはファンクラブ会員限定で行われ、入り口では無線でライトの色が変わるペンライトが配布され、ファンもライブの演出に加わった。
ライブ前にはYumi氏が登場。キム・ヒョンジュンへのサプライズを練習するなど、2年間の別れの準備をした。
ステージにはフルバンドがスタンバイし、「Intro」がスタート。花火とともに登場したキム・ヒョンジュンは「Break Down」を熱唱。普段はダンスナンバーとしておなじみのこの曲は、この日ロックテイストを強め、スタンドマイクを前にして歌った。
アシンメトリーに整えられたヘアスタイル、ストライプのパンツにロングコートで決めたキム・ヒョンジュンは、「(日本語で)みなさん、最後だから盛り上がって行きましょう!」と叫んだ。
マイクを手持ちに変え「Unbreakable」「TONIGHT」と続けて歌ったあと、ようやく挨拶。「(日本語で)幕張の皆さんこんばんは」とし、「最後だけあってたくさん集まってくださいましたね。もうこうやって4曲が終わったわけですが、何かひとつずつ見送るような気持ちですね」というと、ファンは寂しさから「えー!」と叫び声を上げた。すると「僕が見送るという意味ですよ。みなさんはこれからCDを聞いて過ごしてもらえたら」と笑った。
そしてファンに向かって「今日は特別に2階、3階のファンのみなさん一人ひとりにも会いに行きます!次の曲に行く前に、声を出してみましょうか?」と促すと、ファンは口々に「リーダー!」「ヒョンジュン!」と叫んだ。
続く「TIMING」ではサビをファンに歌わせたり、SS501(ダブルエスゴーマルイチ)時代の曲「Love Like This」ではステージを行ったり来たりしながら、そしてサビの部分ではダンスまで披露し、ファンはさらに沸いた。
「HOT SUN」を歌い終わると「みなさん立っていてくれるので、もう1曲ノリのいい曲を!次の曲からは静かな雰囲気になるので、みなさんの体力を見せて!」とさらに煽り、「B.I.N.G.O」をパフォーマンスした。
歌い終わると日本語で「お疲れ様でした!座ってください」と言って笑いを誘った。そして「今日はみなさん何かを心に決めてきたみたいですね。僕も今日は決心してきました。いつの間にか幕張も最後の公演になって…ちょっと待って下さい」と言って、汗を拭き始めた。
すると会場のあちこちから「ヒョンジューン!」と声がかかり、一瞬の静寂を突いて男性ファンが「サランヘヨ~!」と叫び、会場に響き渡った。その声はキム・ヒョンジュンの耳にも届き、「あー!」と反応。「今日もちゃんと来てくれた、僕の数少ない男性ファンですね!」と嬉しそうに笑った。
「長く話すのはやめて曲に…」というと、ファンからは「えー!」と声が上がった。それを聞いて「何を話しましょうか。特に話すこともなくて…」と言ったあとこの日歌った7曲のタイトルをつぶやき「全部英語ですね。僕は大して英語もうまくないのに、なぜ英語のアルバムを出したのでしょうか」と自問自答し、会場は爆笑に包まれた。
そして「大切に育てた犬を7匹見送った感じです。そういえば、僕の大切な犬のアートに、もうすぐ子供が生まれそうです。いつになるかは言いません。みなさんが来たら困るから(笑)」というと、会場から温かい拍手が送られた。「祝ってくれてありがとうございます」とにっこり笑うと、「次の曲は、みなさんにとっては今日特別に切なく聞こえるかも知れません。でもまだ序盤だから泣かないで」と言って、「君だけを消せなくて」を熱唱した。
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