あらすじ
幼い頃、住民退去反対運動現場で、父親を殺されたカン・テヤン(キム・ジュン)は、復讐をするため建設業界に飛び込む。
テヤンの彼女ハン・ジス(ソン・ミンジョン)は、なぜ大企業に入れるほどの学歴を持っているのに小さい建築会社に就職するのか疑問に思いつつも、心から祝福していた。
ある日、テヤンは昼食を取っていると、見覚えのある顔を見かけた。そこにいたのは、父親を死に追いやったパク社長(ソン・ミンソク)だった…。
かつて韓国建設のソ会長(ユン・スンウォン)の手下たちが暴力で住民を押しつぶそうとしていたのを、テヤンの父親が守ろうとしていた。そこにパク社長が現れ、持っていた鉄のハンマーでテヤンの父親を殴り殺したのだった。まだ幼かったテヤンの脳裏にはその光景が鮮明に刻まれていた。
パク社長の顔を見た瞬間、当時の記憶がフラッシュバックしたテヤンは、「お父さん、こうして出会ってしまいました。これが始まりです。最後まで行きます…」と、天国の父に誓ったのだった。
復讐とはいえ、夢を持って建設業界に入った。しかしその建設業界は、不正で溢れ返っていた。良い建物を作るために投資するのではなく、自分たちの手元に金が残るような建物を作る人々ばかり。テヤンは意を徹して反発をしていくが…。
一方、韓国建設の専務を務めるソ・ウジン(チョン・ミン)は父親であるソ会長の汚いやり方に反対していた。しかし、甘い誘惑がウジンをそそのかす…。
2010年、NHKでドラマ化された小説『鉄の骨』(池井戸潤作)を原作とした、日韓合作ドラマ。