あらすじ
~歴史に記録されていないもう一人の王~
王位をめぐる権力闘争で混乱を極めた光海(クァンヘ)君(※)8年。自分の命を狙う者たちに対する怒りと恐怖に、次第に暴れ始めたクァンヘ(イ・ビョンホン)は、都承旨(李朝の承政院の主席官職)であるホギュン(リュ・スンリョン)に自分の身代わりになる人物を見つけるように指示を出す。
そこでホギュンは妓房の酔っ払いたちの間で、泥臭い漫談で人気を得たハソン(イ・ビョンホン)を発見する。王と同じルックスはもちろん、持って生まれた才能と話術で王の真似を完璧にこなすハソン。
わけがわからないまま宮殿に連れてこられたハソンは、クァンヘ君が席を外したその夜、偽の王の役を仰せつかることになった。
~王になってはいけない男が朝鮮の王になる!~
そんなある日、クァンヘが毒入りの料理を食べて倒れる事件が起こった。王不在によって国政の混乱を防ぐために、10日間クァンヘの代わりにハソンが本当の王になることが命じられた。
市場通りのしがない漫談師から、一晩にして朝鮮の王になってしまった賎民ハソン。
ホギュンの指示のもと、話し方から歩き方、国政を治める方法までを学び、危険な王の座に座ることになったが…。
※光海君…李氏朝鮮の第15代国王(在位1608年~1623年)。