便秘とむくみの意外な関係


【ヘルス・美容/モデルプレス=1月30】女子の悩みの上位に上がってくるであろう「便秘」と「むくみ」。一見関係のなさそうな2つの悩みですが、実は深い関わりがあり、その体の仕組みを知ることがこれらの悩みを解決するための近道だったんです。
便秘とむくみの意外な関係(Photo by aleshin/Fotolia)
便秘とむくみの意外な関係(Photo by aleshin/Fotolia)
♥便秘で血流が圧迫されている

便秘は、本来なら数時間から数日で体外へ排出されるはずのものが腸に滞っている状態です。

毎日快適なお通じがある女子にとっては2日お通じがないだけでも便秘ですし、強者女子の中には数週間お通じなしという慢性便秘持ちもいます。どんな便秘であっても、お腹の中に何かが溜まっているのは同じです。

この溜まったものが、下腹部から足の付け根や股関節のあたりまでにある血管を圧迫。その結果、足への血流が乱れてしまい足のむくみを引き起こします。

♥便秘でリンパ流が圧迫されている

戦術の血管の場合と同じ理由で、リンパ管も便秘が原因の溜りものから圧迫を受けています。

リンパ管が持つ大切な役割の一つは、体の各地で不要になった老廃物や毒素などを集めて体外へスムーズに排出すること。しかし、リンパ管が圧迫されて流れが滞るとこの働きが鈍り、やはり下半身のむくみを引き起こしてしまいます。

♥便秘が腸をむくませ、それが便秘を悪化させている

これまでは便秘となっている腸よりも下にあたる足などの下半身のむくみとの関連性でしたが、便秘となっている腸自身もむくみを起こしていることも。

「むくみ腸」と呼ばれるこの症状は、同じく腸周辺の血流やリンパ流が悪くなることで引き起こされます。

口から摂取し、腸で吸収された水分がうまく全身へと運ばれなくなって、腸壁部分に滞ってしまいます。腸は活発に働くことができなくなってむくみ、さらなる便秘を引き起こす、そう、悪循環の始まりです。

♥便秘でたまった毒素が末端の細胞に溜まっていく

便秘になって、本来排出されるはずだった体には不要なものが腸に溜まると、それは毒素となって、少しずつ血管に溶け出して全身の末端へと流れていきやすくなります。

しかし、血流やリンパ流が活発に流れていないため、体のあちこちにその毒素が溜まり、これが治りにくい慢性的なむくみの原因となってしまいます。

♥便秘をなんとかしようと大腸が水分を一人占めしてむくみが発生する

便秘となっている大腸もただ、詰まって溜まっているものを放置しているわけではありません。十分なお通じを促すにはいたらなくても、なんとか便秘を解消しようとして働いています。

大腸は本来、吸収した水分を全身に分ける役割を持っていますが、便秘になるとその水分を大腸内に蓄えて、お通じを促そうとします。その結果、体内の水分バランスが崩れてしまい、全身のあちこちでむくみを起こすことになります。

キレイは健康的な体作りから(Photo by Aarrttuurr/Fotolia)
キレイは健康的な体作りから(Photo by Aarrttuurr/Fotolia)
いかがでしたか?

便秘は運動不足や食生活などが重要な要因だと考えられています。対してむくみは冷えや疲れが大きな要因です。

どちらも間違いではありませんが、便秘が起こればむくみが起こり、むくみが起これば便秘も起こるという悪循環を生み出しているよう。

この、女子としては許しがたい悪循環の鎖を断つためにも、まずは食生活を見直し、適度な運動をして、体の自然な働きを取り戻す工夫をしたいですね。(modelpress編集部)

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