日々の生活の中で抱えるストレスや体の不調は誰にでもあるもの。とはいえ年末も近づき、一年の疲れが出ているが、もうひと踏ん張りしないといけない時期でもあるこの頃。
「なんだかアタマがスッキリしない」「若い頃にはすぐに疲れが取れたのに最近は回復するのに時間がかかる」「夜、ぐっすりと眠れない」「仕事や家族の心配ごとが気になって気持ちが休まらない」「肩こりや腰痛がひどい」……なんて感じながらもメンテの手段を見つけられずに過ごしている人も多いのでは。
昔から「健全な精神に健全な体が宿る」と言われるように、精神と肉体の関係が密接なことはご存知のとおり。だからといって今更コンディションを整えるためにジムに行...
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日々の生活の中で抱えるストレスや体の不調は誰にでもあるもの。とはいえ年末も近づき、一年の疲れが出ているが、もうひと踏ん張りしないといけない時期でもあるこの頃。
「なんだかアタマがスッキリしない」「若い頃にはすぐに疲れが取れたのに最近は回復するのに時間がかかる」「夜、ぐっすりと眠れない」「仕事や家族の心配ごとが気になって気持ちが休まらない」「肩こりや腰痛がひどい」……なんて感じながらもメンテの手段を見つけられずに過ごしている人も多いのでは。
昔から「健全な精神に健全な体が宿る」と言われるように、精神と肉体の関係が密接なことはご存知のとおり。だからといって今更コンディションを整えるためにジムに行って体を鍛えたり、家で筋トレするなんて疲れそうだし、運動が苦手だし、体づくりをする時間があれば寝たい……という人にオススメするのが「おてがる瞑想」。「健全な精神が健全な体を作る」と考える説もあるので、逆から攻めてみようというわけだ。
●たった15分の「おてがる瞑想」
瞑想には「記憶力と集中力が上がる」「幸福感が高まる」「ポジティブな思考になる」などの効果があるため仕事にも役立つということで、パワフルなビジネスマンの中にも瞑想を実践している人は多いらしい。
ただ実際に始めてはみたものの、理念や呼吸法、姿勢などをアタマで理解しようとすると難解に感じられてつまずいてしまった人がいるかもしれない。そこで本格的な瞑想方法は置いておき、難しいことはヌキにした「アタマを空っぽにして自分と向き合う時間を作る」ことだけを意識した「おてがる瞑想」をやってみてはどうだろう。やり方はごく簡単。
1:一人になれる静かな場所に座り、あぐらを組む
2:体の力を抜いて背筋を伸ばし、目を閉じる
3:ゆっくりと深く呼吸をする
4:呼吸に集中する
これを15分繰り返す。雑念はなるべく排除するように心がけて。
実際にやってみると、「自分の時間を作ることの大切さ」に気づかされる。続けるうちにアタマの中がスッキリするようになった。前日の失敗や不安も今日に引きずらなくなる(ように意識する)ので、心とアタマが整理されてくるのだ。
また、この「おてがる瞑想」の時間に自分のコンディションを確認できるので、多少うまくいかないことがあっても「今日の自分はイマイチだからだ」と無駄にイライラすることも減った。
朝の起床後の実践がオススメだが、就寝前でもいいだろう。ぜひご自分の生活リズムの中でやりやすい時間に、やりやすい方法でアレンジを加えながら、「自分にご褒美を」ぐらいの気持ちでリラックスして試してみては。
<参考文献>
『始めよう。瞑想 15分でできるココロとアタマのストレッチ』(宝彩有菜著 光文社知恵の森文庫)
『成功と幸せを手に入れる瞑想力』(宮本辰彦著 アスペクト)
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